古今名家筆蹟探索

飯田龍太 肉筆俳句短冊「初つばめ茶飲仲間も恋のうち」清崎敏郎旧蔵品/俳人 飯田蛇笏四男 日本芸術院会員 D30008

38,000円(税込)

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紙本肉筆未装短冊1葉
作品寸法:36.2cm x 6.0cm
紙背に清崎敏郎蔵印及び自筆書込み
商品状態:非常に良好な保存の美品です。

飯田龍太(いいだりゅうた)
1920―2007。俳人。山梨県生まれ。父は俳人の飯田蛇笏(だこつ)。国学院大学卒業。1941年(昭和16)より作句、1947年に『雲母(うんも)』の編集担当。1962年蛇笏の没後、『雲母』を継承し、主宰として優秀な俳人を輩出した。山梨県境川村(現、笛吹(ふえふき)市)に根をおろし、自然と向き合いながら感性豊かな作品をつくり続け、昭和俳句を代表する俳人として独自の作風を確立し、俳壇内外の高い評価を得るに至った。1992年(平成4)突然『雲母』の終刊を宣言して事実上俳壇から引退し、以後作品を発表しなかった。1957年第6回現代俳句協会賞、1969年第4句集『忘音』により第20回読売文学賞、日本芸術院賞恩賜賞などを受賞。日本芸術院会員。句集に『百戸の谿(ひゃっこのたに)』(1954)、『忘音』(1968)、『今昔』(1982)、『山の影』(1985)、『遅速』(1991)など。随筆集『無数の目』(1972)など。
出典:日本大百科全書(ニッポニカ)

清崎敏郎(きよさきとしお)
1922−1999。昭和-平成時代の俳人。大正11年2月5日生まれ。高浜虚子,富安風生に師事し,「ホトトギス」同人。昭和54年風生の没後は「若葉」主宰をつぎ,花鳥諷詠と客観写生の理念をつらぬいた。平成10年「凡」で俳人協会賞。母校慶大の講師,同大付属高教諭をつとめた。平成11年5月12日死去。77歳。東京出身。本名は星野敏郎。句集に「安房上総(あわかずさ)」「東葛飾(かつしか)」など。
出典:講談社『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』