公益社団法人草加市シルバー人材センターによる「シルバープロギング」が2022年10月15日、草加市内で行われ、100人以上が参加しました。
公開 2022/12/06(最終更新 2022/12/05)
一石二鳥のスポーツ「プロギング」
「プロギング」とは、スウェーデン語のplocka upp(拾う)と英語のjogging(走る)の合成造語です。
2016年にスウェーデン人アスリートが始めて、現在、世界100カ国以上で楽しまれているとのこと。
走ることで健康になり、ごみを拾うことで町の美化がかなう、一石二鳥のSDGsなスポーツ活動です。
草加市シルバー人材センターは、会員の平均年齢が74歳であることを考慮して、ジョギングをウオーキングに変えて「シルバープロギング」として企画。
理事長の田口儀一さんは「コロナの影響で例年の草加ふささら祭りは今年も中止。各種イベントの後で私たちが行っていた後片付けや清掃の機会も失われていたので、久し振りに会員が集まる交流の場になれば」と話していました。
シルバープロギングの心得
・体力、体調、天候に合わせて無理をしない
・動きやすい服装と履物で
・軍手とごみばさみ(トング)を用意
・自然と季節を楽しみながら、気の合う仲間とおしゃべりも
健脚コースとよりみちコース
当日は薄曇りの穏やかな気候で、絶好のプロギング日和でした。
まつばら綾瀬川公園を発着起点に、約5・6kmの「健脚コース」に15チーム98人、約4kmの「よりみちコース」に2チーム18人が参加。
「健脚コース」では途中「草加せんべいの庭」での休憩とお買い物が、「よりみちコース」では獨協大学周辺の見学と休憩がお楽しみとして組み込まれていました。
参加者の最高齢は83歳でした。皆さんに話を聞くと、「自分たちの暮らす市に貢献したい」「SDGsに共感して」「久し振りのイベントなので楽しみ」などの声がありました。
全員おそろいのバンダナと赤いベストを着用した姿は圧巻です。
5~6人のチームごとに、いざ出発!
コースの要所要所に「仕事がある 仲間がいる 出会いがある」と書いたセンターののぼりを持ったスタッフが立ち、チームのメンバーは互いに「自転車が通ります」「歩行者が通ります」などと声を掛け合い、安全に注意しながら「完走」しました。
ゴール後に話を聞くと「普段から歩いているから、平気でした」などと、全員元気な笑顔が印象的でした。
久しぶりのイベントに、楽しい時間が過ごせたようです。
(取材・執筆/コラてつや)
※問い合わせ
TEL/048-928-9211
公益社団法人草加市シルバー人材センター
ホームページ/https://soka-silver.com/