【阪急電車おしらべ係 第26回】
臨時改札など、阪急電車の改札にまつわるあれこれ
【2021年7月配信】
読者のみなさんからお寄せいただいた、阪急沿線でふと見つけた「気になるもの」や「面白いもの」などを、阪急沿線おしらべ係のトッコが調査する「おしらべ係」。
西京極駅の京都方面のホーム桂寄りに、サッカー試合の時だけ開く改札があります。
大阪方面のホームにも桂寄りに開かずの改札がありますよね?
あそこも開けてほしいのですが、絶対に開きません。なぜですか?
臨時改札は阪急電車にもいくつかありますが、ホーム両方にあるのも珍しい!
さっそく疑問を調べに行ってきました!
さっそく西京極駅へ!表示のない改札
こちらの臨時改札が開放されるのは京都マラソンの時の年1回のみなんだとか。
(それもよく見ると、大阪方面の臨時改札は有人改札のみ!)
臨時改札ほかにもあり!
有名なものには、仁川駅のJRAのレース開催時のみ開く臨時改札と専用券売機があったり、石橋阪大前駅のエレベーター専用改札、相川駅、雲雀丘花屋敷駅には学生専用改札があります。
現在は、ICカードが普及したことで専用改札は減っていますが、臨時改札は、地域の特色を色濃く残した結果なんですね。
導入設置は阪急電車が世界初!?
1967年3月1日に千里線の南千里~北千里間を延伸開業した際に、新設した北千里駅において世界初の自動改札機10台を導入。
当時は「出改札業務の自動化時代の到来」と大きな話題になりました。
北千里駅には、同学会から贈呈された銘板が設置されています。
北千里駅に行った際はぜひ見てみてくださいね。
一列に並ぶ圧巻の自動改札機!
その様は、圧巻の一言!
この台数は日本の私鉄の中で最も多い自動改札機と言われていて、2020年には、その自動改札機もすべてICカード対応となりました。
(ちなみに頭端式のホームを有する駅として、JRを含めても日本最大規模と言われているんですよ)
こう聞くだけでも、すごいボリュームです!
スタイリッシュな最新自動改札機
ツヤを抑えたステンレスボディーに、赤み掛かったダークブラウンと、アクセントにカッパーゴールドでラインを引いたトップ部分を合わせ上品さや落ち着いた趣きを表現したデザインに。
ダークブラウンは、阪急マルーンを連想させますね。
その前の自動改札機は、1989年に登場しました。
約15年前後でリニューアルを行っていることがわかります。
とすると...次世代の自動改札機の登場は、2035年頃でしょうか。
どのようなものになるか、今からもう楽しみですね。
自動改札機へのこだわりは1世代前にも
実は、きっぷ・定期券の投入口を内側に5度だけ傾けるようにしていたんです。
こうすることで、きっぷや定期券が投入しやすくなるほか、左利きの方でも投入しやすい自動改札機になった、日本初の試みでした。
まとめ
最後まで記事をお読みいただきありがとうございます。阪急沿線おしらべ係では、阪急電鉄だけでなく、阪急沿線アプリで連携しているグループ会社(能勢電鉄、阪急バス、阪急タクシー)に対する質問も受け付けています。
みなさんも気になるものや知りたいことが見つかった時は、ぜひ「阪急沿線おしらべ係」まで質問をお寄せください。
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