真宗大谷派名古屋別院
参拝接待所のロビーを増築
居心地のいい“現代の寺内町”を目指し
真宗大谷派の名古屋別院(藤井正芳輪番)は、今年2月から行っていた本堂下の改修と、参拝接待所ロビーの増築工事が順調に推移し、予定通り9月上旬に完了となる。
今回の工事は2016年に厳修した「名古屋教区・名古屋別院・宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要」記念事業の追加工事として御遠忌募財を使用。御遠忌テーマ“ともに生きる―いのちのつながり”を念頭に、名古屋別院が“現代の寺内町”として再生され、より多くの人に別院の存在を知ってもらい、参拝者が快適に過ごせることを願っての施工となった。
近年、休日や縁日には参拝接待所ロビーの混雑が日常化していたことから、待合スペースを拡充し、志経所を本堂下奥に移動。またトイレの拡充や授乳室の常設など、居心地のいい空間を創出する。改修後の10月からは定例法話の時間を変更し、永代経参詣者や預骨申込者も法話を聴聞できるよう受け付け方法を工夫し、今年度の教化方針で掲げた“新たな公共空間を生み出す創造的な取り組みの推進”“良質な価値観の提供”の二つのキーワードの実現に向けて推進していく。
◇
工事の完成を記念して、9月20~28日まで、参拝ロビー増築記念イベント「いいね!お寺」と題してさまざまな催しを行う。
▽20日12時10分(参拝ロビー)=名古屋音楽大学弦楽コースの在学生・卒業生が結成した「カルテットクレアーレ」の演奏によるオープニングセレモニー。
▽21日12時20分(本堂前)=豊田大谷高校ダンス部によるイベント。▽15時(東別院会館3階ホール)=山本理顕名古屋造形大学学長による「人生講座」。講題は「お寺はコミュニティー・スペースか―地域社会圏という考え方について」。
▽22日12時20分(本堂)=名古屋音楽大学演奏会 ▽13時(本堂)=東別院“伝道”芸能―さまざまな伝道のカタチ▽15時(参拝ロビー)=名古屋音楽大学演奏会。
▽23日12時20分(本堂)=名古屋大谷高校吹奏楽部による演奏会。
▽20~28日(参拝ロビー)=名古屋造形大学とお東幼稚園による作品展示。
▽20~26日=大谷婦人会呈茶(有料)、東別院「彼岸カフェ」、お彼岸縁日露店。
▽21~23日=ミーツオーガニックマーケット。
▽28日=東別院てづくり朝市。