お問い合わせ
宮崎映画祭実行委員会
880-0805
 宮崎県宮崎市橘通
 東3丁目1番11号
 アゲインビル2F
宮崎文化本舗内
Tel:0985-60-3911
Fax:0985-28-1257

『犬猫』7/7(土)

監督:井口奈己(いぐち なみ)

井口奈己監督のプロフィール写真

東京都出身。イメージフォーラムで学び、矢崎仁司監督『三月のライオン』で映画初参加する。01年、初脚本・初監督作品である8mm作品『犬猫』がPFF企画賞を受賞する(この作品は本映画祭7月6日上映作品である)。評判を呼んだ同作は8mm映画作品としては異例のレイトショー公開され、日本映画プロフェッショナル大賞を受賞する。今回、宮崎映画祭で、宮崎初公開となる同作はいわば8mm作品のリメイクということになる。本映画祭では自主映画版と35mm版の両方を見る滅多にない機会となる。映画のショットの中に、登場人物たちの関係性を空気として織り込むことの出来る稀有な才能を持つ監督である。これは監督自身が女性であるとかは関係がない。宮崎には、これまた傑作である『人のセックスを笑うな』(07年)以来2回目の登場となる。

『クロサワ映画2011〜笑いにできない恋がある〜』7/14(土)

監督:渡辺琢(わたなべ たく)

渡辺琢監督のプロフィール写真

1994年フジテレビ入社。
師匠の三宅〈デタガリ〉恵介ディレクター、明石家さんまから笑いを学ぶ。2001年「ワンナイR&R」を立ち上げ、ゴリエ、くずなどの人気キャラクターを生み出すなど、ラブコメディを得意とする演出家。2010年長編映画「クロサワ映画」を監督し、その愛すべき物語が映画作品として高い評価を受け、第2回沖縄国際映画祭の“Laugh部門海人賞グランプリ”、“審査員特別賞ゴールデンシーサー賞”の2冠を受賞。本作「クロサワ映画2011〜笑いにできない恋がある〜」ではさらに暖かく、愛おしい恋物語を完成させた。

キャスト:黒沢かずこ(くろさわ かずこ)

黒沢かずこさんのプロフィール写真

1978年生まれ、茨城県出身。
NSC東京校の同期である大島美幸、村上知子とともに、1998年に森三中を結成。リーダーであり、メンバー唯一の独身。体を張った芸で特異なポジションを確立する。2001年「進ぬ!電波少年」(NTV)の〈電波少年的15少女漂流記〉に参加したことで注目を浴び、「世界の果てまで行ってQ」(NTV)、「お茶の水ハカセ」(TBS)、「しあわせの素」(CX)、「とくダネ!」(CX)など様々な番組、CMで活躍する一方、2010年「クレヨンしんちゃん超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」に声優として、松嶋奈々子、ソン・スンホン共演の「ゴーストもういちど抱きしめたい」には女優として出演する。
2010年吉本べっぴんランキング第6位。

キャスト:光浦靖子(みつうら やすこ)

光浦靖子さんのプロフィール写真

1971年生まれ、愛知県出身。
早稲田大学のお笑いサークル「早稲田寄席演芸研究会」でコンビ「オアシズ」を結成。「とぶくすり」(CX)、「めちゃ×2モテたいッ!」(CX)、「しあわせの素」(CX)などで、その知性を活かしたキャラクターで地位を確立。また、「シュレック3」(声の出演)(’07)などの映画、ドラマ「笑う三人姉妹」(NHK)、「純情きらり」(NHK)、「天うらら」(NHK)、「私立探偵濱マイク」(NTV)、「11人もいる!」(EX)にも出演。「週刊こどもニュース」(NHK)ではお母さん役もこなしている。初の手芸本「男子がもらって困るブローチ集」(スイッチ・パブリッシング)を刊行するなど、活動の幅を広げている。

『311』7/14(土)

監督:森達也(もり たつや)※諸般の事情により参加できないくなりました。

森達也監督のプロフィール写真

1956年、広島出身。立教大学へ入学後、自主映画サークル「パロディアスユニティ」に参加。黒沢清、伝説の一作『しがらみ学園』の主演はこの方である。卒業後はテレビドキュメンタリー製作会社に入社するも、限界を感じてフリーランスとなる。その後、オウム真理教をその内部から撮らえたドキュメンタリー映画『A』を自主映画作品として製作、監督し、話題を呼ぶ。01年には続編である『A2』を発表。この両作はオウムを題材としながらも、同時に日本社会の歪を描いた傑作である。『A2』以降、映画作品としては約10年の沈黙の後に、今回『311』を共同監督の一人として発表した。宮崎映画祭には『A』以来となる。また著作も多数。近作では『A』の三本目の続編といえる「A3」(集英社 講談社ノンフィクション大賞受賞作)、自作『職業欄はエスパー』の続編ともいえる「オカルト」(角川書店)を出版している。

監督:安岡卓治(やすおか たかはる)

安岡卓治監督のプロフィール写真

1954年、東京出身。大学在学中より映画制作にかかわり、原一男監督『ゆきゆきて、神軍』で助監督を務める。テレビ・PRビデオの演出を多数手掛けながら、80〜90年代にかけて松井良彦、園子温、平野勝之らの今を時めく個性派監督たちのインディペンデント映画のプロデュースを行う。オウム事件を機に森達也監督と共闘し、98年『A』、01年『A2』をプロデューサーとして発表する。その信頼関係は『311』まで続いている。他のプロデューサー作品としては綿井健陽監督『Little Birds イラク戦火の家族たち』(05)、広河隆一監督『パレスチナ1948 NAKBA』(08)、松林要樹監督『花と兵隊』(09)などがある。現在は日本映画大学でドキュメンタリー映画制作の指導も行っている。宮崎には『A』以来2回目。宮崎市内を酒の海に沈めたプロデューサーとして会内では語り継がれている。