内容紹介

著者、来日で話題沸騰!
■最も「実現確率の高い未来」を徹底予測

本書『2052』は、かつて世界の人々に重大な警告を与えた『成長の限界ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』を受け継ぎ、21世紀の警告書としてあらためて問い直したものです。
 『成長の限界』(1972年)では、人類は地球の物理的限界にどのように適応するかという壮大な問いに取り組み、資源枯渇や持続可能性、温室効果ガスの弊害について、世界が真剣に考え始めるきっかけを作りました。
 本書『2052』は『成長の限界』から40年が過ぎた今、持続不可能な方向に進んでいる地球に対して、人類がどんなアクションをとっていくのか(あるいはとらないのか)、経済、環境、エネルギー、政治など30以上の分野にわたる世界のキーパーソンの予測を踏まえて、著者ヨルゲン・ランダースが今後の40年間について自らの予測を取りまとめた。
 元祖『成長の限界』の著者の一人であるヨルゲン・ランダースが描く「最も実現確率の高い近未来」は、混沌の21世紀をどのように生きるべきかの重要な指標になります。


■『2052』はこれらの疑問にすべて答えます。
・この地球は人類を何人まで養うことができるのか?
・この先、食料とエネルギーは足りるのか?
・次の世代は残された莫大な借金と年金負担を受け入れてくれるのか?
・どの国が栄え、どの国が衰退するか?
・再生可能エネルギーへの切り替えは成功するか?
・経済は永遠に成長を続けるという神話はいつ破綻するか?
・中国への経済シフトは平和裏に行われるか?
・暴走し始めた気候変動を止めることができるのか?
・世界の中で暮らしが良くなるのはどの地域か?
・今の国にそのまま住んでいていいのか? もし移住するならどんな国がいいか?
・個人としてこれからすべきことは何か?
・子どもの教育で心がけておくべき事は何か?

◎著者紹介
ヨルゲン・ランダース Jorgen Randers
BIノルウェービジネススクール教授。気候問題への戦略や対策、持続可能な発展、シナリオ分析法などが専門。WWFインターナショナル(世界自然保護基金)副事務局長、BIノルウェービジネススクール校長などを歴任。多くの企業で取締役会の非常勤メンバーとして、持続可能性についてのアドバイスを行う。ブリティッシュテレコム、ダウ・ケミカルの「持続性に関する評議会」委員。2006年、ノルウェー温室効果ガス排出対策委員会の議長を務め、2050年までに国内の温室効果ガスの排出量を現在の3分の2に削減ための対策をまとめ、政府に報告した。著書に「成長の限界」「限界を超えて」「成長の限界
人類の選択」(いずれも共著、ダイヤモンド社)がある。

◎訳者紹介
野中香方子 Kyoko Nonaka
翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業。主な翻訳書に『137億年の物語
宇宙が始まってから今日までの全歴史』(クリストファー・ロイド、文藝春秋)、『脳を鍛えるには運動しかない!』(ジョン・J・レイティ、エリック・ヘイガーマン、日本放送協会出版)、『エピジェネティクス
操られる遺伝子』(リチャード・フランシス、ダイヤモンド社)などがある。



●日経ビジネス オンラインで「2052年からの警告」連載!
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130204/243273/

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