行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

すれ違い,雌雄の雉

2013-05-03 17:40:29 | 
刈られた下草が伸び,
緑一色に染まり始めた野原に雉の雌を見つけました(4/21)。


昨年,雉の一家がいた場所です。
住宅などが増え,その野原は狭くなっていますが,
昨年のお母さん雉がもどってきたのでしょうか。
しかし,どこを探してもまだ雄の姿は見当たりません。


キジの雌,雄に比べて羽色はかなり地味ですが,
眼の周りなどはお化粧をしたような紅色が見られます。
繁殖期にはより紅くなるそうです。
羽もよく見るときれいな模様をしています。


昨日,キジバトの名の由来は羽の模様,色使いが
キジに似ているからと書きましたが,
それは,多分,雌のキジなのでしょう,
似ていると思って見れば羽の文様など,
キジの雌とキジバト似ています。


それから一週間後,
その野原を道路から見下ろすと雄雉の姿がありました。
野原の谷に一羽,ぽつねんとたたずんで,
周囲を見回しています。
しかし,雌雉の姿はもうどこにも見当たりません。
雄雉の頭,上から見ると禿げているように見え,
余計哀れさを感じてしまいます。


しばらくするとその雄雉,雌を探してでしょうか,
コンクリートの敷かれた坂道を
とぼとぼと,そしてあるときは早足になり,
雌がいた辺り,昨年巣作りをしていた方向に上りだしました。


飛べるのに,100mほどもある坂道を
ひたすら上る姿はなにか人間的で,
ずっと追い続けてしまいました。
しかし,雌の姿はどこにも見当たりません。


雉は雄の縄張りを雌が訪れて,
雄の器量を判断した結果,カップルが成立するそうです。
多分,この2羽すれ違いになったと思われます。
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