がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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人名が入ったかねひで店舗。

2018年06月29日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

突然ですが、
沖縄のスーパーと言えば?

 

サンエー

ユニオン

かねひで

 

…だと思うのですが、いかがでしょうか。

 

サンエーはいまやイオンみたいな
巨大ショッピングモールを次々と建てている
一大上場企業。

ユニオンは安売りが目玉の庶民派。
24時間経営のスーパーで
♪ユニオンですから♪でおなじみ。
(ワタシもよく利用させてもらっています)

かねひではこれまで正直パッとしなかったんですが(※個人の印象です)
ここ6・7年くらい?で、「○○市場」という名称を表に出して
綺麗な感じにイメージアップ&リニューアルしていっています。

 

 

今日はそんなかねひでの話。

 

 

沖縄三大スーパーのひとつなので
県内各地にたくさんの店舗があります。


店舗名は、その場所の地名が入ることが普通なのですが、
(最近のかねひでは、○○店ではなく○○市場と銘打つのがトレンド)


かねひでには、唯一、

 

人の名前が店舗名になっている


店が存在するのです。

 

 

それがこちら!

 

 

そうです、

 

阿麻和利市場!!

 

 

正しくは、よかつ阿麻和利市場。

 

ただのよかつ市場じゃ納得いかなかったんだはずね。

 

なお、この店舗はもともと与勝のメインストリート県道10号線沿いにあった
タウンプラザかねひで与勝店が移転&リニューアルオープンしたもの。

リニューアル感を出すためにも、
きっと単なる与勝店(よかつ店)ではなく
ひとひねり入れたかったのでしょう。

 

そこで選ばれたのが与勝の英雄・阿麻和利。

 

さすが阿麻和利。

 

ちなみに、写真には撮っていませんが
入り口同様に店舗内の壁にもグスクをイメージしたであろう
石垣模様が描かれていますよ。

店舗の駐車場からも勝連グスクを見ることができます。



ところで、

 

 

阿麻和利の「麻」は阿麻和利の絵文字になっています。

かわいいですね。

でもよく見ると……

…あっ、向立の真ん中がつながっている!

 

真ん中つながりの向立は
(伝統)組踊のものとは違って、
肝高の阿麻和利のオリジナルロゴだったはず…。

 

 

下の波みたいなやつが無いから
セーフなのかな?

↑は2010年発行のパンフレット『キムタカの力』より。

なお、このロゴは途中(たぶん2010年くらい)からできました。
それまでは真ん中は繋がっていない、普通の向立でした。


前は肝高の阿麻和利公式サイトにも

ロゴについての記述があったはずだけど、
今見たらなくなっていますね。

 

 

ともあれ。

これをデザインした人が
(伝統)組踊の阿麻和利ではなく、
肝高の阿麻和利を参考にしていることは確かです。

 

県内で唯一(たぶん)の人名店舗かねひで、
阿麻和利市場。

近くに行った時はネタとして行ってみるのも
面白いかもしれません。

 

今回は以前ボーダーインクでのゆんたくしてた時に出た話をまとめさせていただきました♪


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