里山コスモスブログ

ヒメヒオウギズイセン(モントブレッチア)とヒオウギ


ヒメヒオウギズイセン/モントブレチア (姫扇水仙 アヤメ科  ヒメトウショウブCrocosmia属 学名Crocosmia x crocosmiiflora 英名 Montbretia モントブレチア) 南アフリカ原産のヒオウギズイセン(学名Crocosmia aurea )と ヒメトウショウブ(学名Crocosmia pottsii )との種間雑種。極めて強健な植物で人家近くの林の縁などに野生化している。葉は鮮緑色、広線状で先は尖る。花茎の先が三つ四つに分岐し穂状花序をつけ、花柄がなく花梗に直接花をつける。花は緋紅色~黄色。花被片6、雄蕊3、雌蕊は花柱が長く、柱頭が3裂。和名は葉がヒオウギに、花がスイセンに似、そして花が小型であることからヒメを冠する。英名のモントブレチアで流通している。
属名Crocosmia サフランのにおい(匂い、臭い、香り)を意味する。
クロッカス/サフラン+におい

種小名aurea 黄金色の花   pottsii 採集家の名に因る。
英名 Montbretia is derived from French botanist Charles Coquebert de Montbret .
 英名モントブレッチアはフランスの植物学者チャールズ・モントブレットに由来する。
Crocosmia aurea ヒメトウショウブ属 ヒオウギズイセン
The genus name Crocosmia is derived from the Greek words krokos, meaning "saffron", and osme, meaning "odor", as dried leaves of these plants, when immersed in hot water, emit a strong smell similar to saffron. The species Latin name aurea , meaning “golden”, refers to the bright colour of the flowers.
属名クロコスミアは、これらの乾燥葉を熱湯に浸しすとサフランに似た強い香りを発するので、ギリシャ語krokos (サフランを意味する) とosme (香りを意味する) に由来する。種小名のラテン語aurea は黄金を意味し、鮮やかな花色を指している。




ヒオウギ (檜扇 アヤメ科 アヤメ属  学名:Iris domestica <旧Belamcanda chinensis 常緑多年草 花期8,9月 原産地中国・日本他 英名Blackberry lily) 葉は扁平で交互に重なり扇状になる。葉の先は剣状に尖る。和名は檜(ひのき)の薄い板で作った扇に見立てたことによる。葉の中心から伸びた花茎から花梗(複数の花の共通の柄・軸)が分岐しその先に数個の花をつける。花は赤橙又は黄橙色、花被片は6片で内側に赤い斑点がある。雄蕊3、柱頭は3浅裂。果実はさく果で、成熟すると裂開し黒い種子が現れる。古来この黒い種子は「ぬばたま」(烏玉or烏羽玉)と呼ばれ、ぬばたまの夜、黒髪などと枕詞にも使われている。
属名Iris ギリシャ語 <iris>  虹彩の意とアイリスの意がある。 
種小名 domestica その土地産の (旧chinensis 中国に産する)


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