タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪鳩山内閣支持率20%台目前(時事通信社・3月)≫

P1090063 民主党は昨年八月三十日投票の衆院選で劇的大勝利(小沢・代表代行にバラの花を付けるよう促される鳩山氏=写真上段は、平成21年8月31日付『讀賣新聞』第2面から転写)を収め、三百七議席を獲得。九月十六日開催された特別国会で、鳩山・民主党代表が首相に選出され、民主・社民・国民新三党連立内閣が成立した。
 しかし、赤いバラの花に囲まれ自信に満ちた笑顔で「国民の勝利」(同新聞・第19面)を強調しても、掲げた政権公約は、選挙前から「民主 バラ色公約 イバラの財源」(同年7月8日付、同新聞・第3面)と評され、政権奪取が成っても順風満帆に事が進むとは思われなかった。巨額の財源不足を「ムダ根絶」だけで確保できるわけがない。
P1090067Photo 全国の成人男女二千人を対象に個別面接方式で実施された時事通信社の世論調査(5~8日実施、内閣支持率グラフと政党支持率表は、<時事ドットコム 10/03/12-17:09>から転載)によると、「内閣支持率が政権運営の『危険水域』とされる20%台目前」(同ニュース)まで下落した。幹事長と首相が週刊誌で「食ってダンマリ『小沢饅頭』、賞味期限の『鳩サブレ』」(週刊新潮3月18日号)と揶揄され、閣僚は好き勝手のし放題、公約実行が次々と反古にされるようでは政権は長く持つまい。
P1090068_2  平成十七年衆院選以降の内閣支持率推移グラフ(平成21年8月31日付前掲『讀賣新聞』から転写)を見ると、安倍・福田・麻生の三内閣は、いずれも支持率20%台で求心力を失っている。
 幹事長が自身の「政治とカネの問題」にダンマリを決め込んでいる状態では、いくら強引に地方回りを行い汗を流しても、地方では内心迷惑と思っているのではないか。

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