タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<ベニサラサドウダンが満開(6月17日)>

P1360433 我が家の敷地南面の庭の中央に、亡くなった両親が昭和六十三年に私たちと同居を始めたとき田舎家から移植したサラサドウダン(樹齢37年・地際の幹の直径0.17㍍・樹高2.2㍍)が植わっている。
 今回のブログ記事の主役はこのサラサドウダンではなく、父が平成二年に花屋から買ってきて、私が門扉から玄関に至るアプローチの北側に植えたベニサラサドウダンである。サラサドウダンの花は広釣鐘形で、黄白色に紅色の縦筋があり、先が淡紅色。

P1360440P1360446 ベニサラサドウダンの花は、形はサラサドウダンと同じだが、全体が紅色で縦に濃紅色の筋がある。園芸種のように見えるが、歴とした自生種。白色で、先がすぼまる釣鐘形のドウダンツツジの花とは容易に区別できる。
 佐藤孝夫『新版北海道樹木図鑑[増補版]』(亜璃西社)、辻井達一・梅沢俊・佐藤孝夫『新版北海道の樹』(北海道大学図書刊行会)にベニサラサドウダンが載っていないのは、自生地が関東・中部・東北の高地に限られるせいだろうが、北海道でも路地で越冬できる。我が家では、北側で午前しか陽の当たらない場所で、立派に花を咲かせている。樹形は、左側に枝が少なくバランスに欠ける。地際から立ち上がっている細枝に期待しているが、思うように伸びてくれない。

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