tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

三嶋製麺所(香川県まんのう町)のさぬきうどんに、脱帽!

2017年09月04日 | グルメガイド
9/1(金)~2(土)、出張で香川県を訪れた。初日は高松市、翌日は綾川町(香川県綾歌郡)から琴平町(同県仲多度郡)へ。ランチは地元の方の紹介で「三嶋製麺所」(同県仲多度郡まんのう町)。ここは映画「UDON」の舞台にもなった知る人ぞ知る名店だ。
※トップ写真は温うどん(2玉)による「釜たま」。驚きの270円!

映画「UDON」の1シーン。ユウスケ・サンタマリアと小西真奈美が登場

まんのう町は、日本最大の農業用ため池・満濃池のある町。満濃池は空海が修築したことで知られている。イメージ通り、田畑や山林に囲まれたのどかな農村地帯である。そんな場所にうどん名店があるとは、讃岐はまことに奥が深い。




左の建物に三嶋製麺所がある(!)

少し離れた場所に車を止め、徒歩で店先へ。道標も看板も何もなく「ええっ、これがうどん屋さん?」と驚くが、考えてみれば「製麺所」であり、もともと地元の店にうどん玉を卸していたのだそうな。お店に入ると、すでに何人かがうどんをすすっていた。


三嶋製麺所の正面玄関、というか出入口




おばあちゃんが手際よく麺をさばいていた

聞くところによると、食べ方は2通り。
1.温うどんの場合は「釜たま」(釜揚げうどんに生卵とだし醤油をかけて食べる)
2.冷うどんの場合は「醤油かけ」(一旦冷水で締めたうどんにだし醤油をかけて食べる)
で、私は温うどん2玉で釜たまに。卵はテーブルの上にあり、支払うときに「卵をかけました」と申告する。うどん240円と卵30円で、合計わずか270円という安さだ!


トッピングはネギと赤唐辛子。スダチを振って、いただきます!

あつあつのうどんに新鮮な生卵がよくからむ。これはうまい!麺は太くてほどよいコシがある。トッピングのスダチやネギも美味しい。赤唐辛子は、見かけほど辛くなくていいアクセントになる。


よく見ると隣の人と丼の柄が違う。割れたので買い足したのだろう



あまりの美味さに、お持ち帰り用の麺(5人前で450円)とだし醤油(400円・琴平町丸尾醸造所の「マルオこいくちうま味しょうゆ」)を買って帰った。


翌日のわが家の冷うどん。ここに「マルオこいくちうま味しょうゆ」をかけていただいた

翌日はうどん(2玉分)をゆがいて冷水で締め、「醤油かけうどん」にした。うーん、これもうまい。卵がない分、小麦の旨味が鼻孔からすーっと抜けていく。味付けは「マルオこいくちうま味しょうゆ」はもちろんだが、市販のめんつゆ、卵かけご飯用の醤油やミツカンの「ぶっかけつゆ」でもいい。





実は前日(9/1)のランチも、高松市内の老舗でさぬきうどんをいただいた(お店は「うどん棒」。平均@700円)。これもとても美味しくて、高松市内に勤務する会社員たちがうらやましかった。






お土産に買った日の出製麺所の半生麺。左は約4人前(540円)、右は約2人前(310円)

「美味しそうだが、なかなか讃岐までは足を伸ばせない」という方には、日の出製麺所(香川県坂出市)の半生うどんがオススメだ。かつて地元民からいただいた同製麺所のうどんがとても美味しかったので、これまでにもネット通販で何度も取り寄せている。こちらのサイトから注文できる

 恐るべきさぬきうどん
 麺通団
 あわわ

思えば、世に讃岐うどんを知らしめた麺通団の『恐るべきさぬきうどん』から24年。関西のチェーン店で食べたり、四国で土産に買ったり、通販で取り寄せたことは何度もあるが、地元民に支持される地元のお店でいただいたのは、今回が初めてだった。

さぬきうどん、恐るべし。皆さん、ぜひ讃岐に足をお運びください!

追記(2022.9.5) この日以来、日の出製麺所の生麺をよく取り寄せます。9/3には東京・新橋の「香川・愛媛せとうち旬彩館」で、乾麺と半生麺を買い求めました(半生麺は日の出製麺所製)。これからしばらく、さぬきうどんを満喫します!


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