諦めかけてJA岡山西矢部店(矢部1386‐2)前から岡山県道73号を渡ろうとした時、向かいの草むらから石造物が顔を出していることに気付いた。「あれだー!」と大声で叫ぶ私をJAの客が変な顔つきで眺めていた(笑)
私が吉備路を旅したのは昨年の秋(稲刈りの時期)である。雑草の背丈が伸びていたためコンビニの駐車場からは判別できなかったのだ。団地名:庄パークヒルズと記された大岩のそばに石造物が並んでいた。
右(2枚目の写真)から大岩・石灯籠・首切り地蔵・法界万霊の碑である。首切り地蔵は南西の方を向いている。法界万霊の碑は安土桃山時代に造られたものであった。
碑の表側に「天正三年九月(※1575年10月)」の文字を確認した。コンビニ周辺が御仕置場であったという話は本当なのだろうか。吉備路観光コースに首切り地蔵をあえてぶち込むのは物好きな私くらいだろう。