Precious Life

~家族の日記~

ラッシュ モア (サウスダコタ州)

2013年07月10日 | 旅行
チムニーロックを見た後は、サウスダコタ州(South Dakota)へ移動しました。


サウスダコタ州の中央にはミズーリ川が南北に流れていて、その東側と西側は地理的にも社会的にもはっきりとした特徴があるそうで、
州民は「イーストリバー」「ウェストリバー」と呼んでいるとか。


この州には”4人の大統領の顔のモニュメント”で有名な観光地ラシュモア山国立記念公園(The Mount Rushmore National Memorial Park)があります。
ラシュモア山国立記念公園はアメリカ合衆国の成立・発展・開発を記念する建造物です。


政府から委託されたガットスン・ボーグラム氏は、
400人の作業員とともに標高1745メートルのラシュモア山の白い花崗岩の露頭に、14年の月日をかけて60フィート(18m)にも及ぶ巨大な胸像を彫りました。


彫られているのは、アメリカ合衆国建国から150年間の歴史に名を残す四人の大統領です。

●建国の父 : ジョージ・ワシントン
●憲法の父 : トーマス・ジェファーソン
●テディベアの父 : セオドア・ルーズベルト
●奴隷解放の父 : エイブラハム・リンカーン
ラシュモア山の岩盤は硬くて彫刻作業はとても困難だったようで、ダイナマイトで砕きながらの作業となったそうです。
また、この硬質な岩盤が選ばれた理由アメリカの象徴ともいえるこのモニュメントが長期にわたって風化しないように・・・という配慮からだそうです。

ここ10年間で再開発事業がおこなわれ、新ビジターセンター・博物館、プレジデンタル・トレイル(彫刻を至近距離で見学できる遊歩道)などが整備されました。
完成後しばらくの間は、このモニュメントに一般人がロッククライミングする事も可能だったとか。


近隣にはラッシュモアに対抗して、クレイジー・ホース記念碑(Crazy Horse Memorial)と言うのもありました。
これは、ネイティブアメリカンの”スー族”の英雄「クレイジー・ホース」が彫られた岩山です。
「インディアンにも偉大な英雄がいることを白人達に知って欲しい」という事でラシュモアよりも大きな”クレイジー・ホース”の彫刻を造る事になったそうです。

クレイジー・ホース記念碑は1948年に製作を始めましたがまだ未完成で、現在も製作中です。(制作方法は、主に爆薬による粉砕彫刻)
右の写真のように、クレイジー・ホースは馬に乗りラッシュモアを指を差している姿となるそうです。
そして、高さ170m・長さ195mで世界最大の彫像になるとか。。。
でも、私達が生きている間には完成しないようです~・・・


私の個人的な感想・・

ラッシュモアは駐車料金のみ・入場料なしでとても見ごたえがありました。

・・・が、クレイジー・ホースは入場料が20ドルと高額なのに未完成でこの写真の通りの物だけ。
これだけの高さがあるから入場しなくても普通に見えるので、なんとなく納得が行きませんでした。。。
クレイジー・ホースを制作する側は、インディアンたちには「これは金儲けだ」と伝えていると言う説もあるようです。。。




その日の夜は、ホテル近くのレストランで作りたてのビールを楽しみ、早めに就寝しました。


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