佐渡の翼

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両津欄干橋         投稿者:とある旅人

2009年05月17日 06時18分14秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット
両津欄干橋は、両津の湊と夷を結ぶ、加茂湖の上にかかる橋の一つである。欄干という名称は、木造の橋の頃に付けられた。加茂湖にかかる橋は3本ある。西側から歩行者専用の「加茂湖橋」(ホテル東宝のすぐ近くにある)、そして両津甚句にも歌われた「両津橋(両津欄干橋)」そして佐渡汽船両津港ターミナルに向かう時に必ず通過する両津大橋だ。両津欄干橋は、現在ではコンクリート製になっているため、欄干橋という名称は消滅しており、橋のたもとには、右手に「一般国道350号線」、左手に「両津橋」と書かれているだけだ。頭の硬い木っ端役人の、欄干という名称はコンクリート製の橋の名称としては使用できぬという杓子定規な法解釈により、情緒もへったくれもない名称に無理やり変更させられたという歴史的な経緯があったそうだ。「欄干」とは、「人が落ちないように、あるいは装飾の目的で橋の外側に取り付けた柵状のもの」を意味するゆえ、別にそれがコンクリート製であっても、「両津欄干橋」と呼称しても何ら問題は無いように思える。しかるに、無粋な役人が無味乾燥な橋の名称をごり押したため、旅情がどこかに吹っ飛んでしまったのが唯一面白いと思った。この欄干橋を下ると右手に御番所の松、即ち村雨の松がある。


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