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西安から崋山へ。世界一危険な長空桟道に挑む。

2019-07-23 00:33:00 | 海外
先日、中国の古都、西安に行く機会があり、近くにある中国五名山(五岳)の1つ、崋山にまで足を延ばしてきました。
 
この山旅の最終目的地がここ。超垂壁にMade in Chinaのやや斜めに歪んだ金属柵が設置された危険極まりない「長空桟道」です。
 
崋山へは西安から高速鉄道とバス、ロープウェイを乗り継いで向かいます。

この車両、顔からしてあの川崎重工が色々としでかした曰く付きのCRH380Aではないでしょうか。

 
車内はなんと2列、乗り心地の良いことといったら! 
新幹線が乗り合いのバスに思えるほどの快適さです。
 
304キロ! 
先頭車両なので脱線なんぞしたら命はありませんし、即車両ごと埋めらてしまう可能性だって無いわけではない。
川重から教えてもらった?技術を正確に伝承していて欲しいと願います。

西安から高速鉄道で30分くらいでしょうか。崋山最寄りの崋山北駅に到着。
 
駅に着いたらこのシンプルなバスルートマップを頼りに崋山の入山センターへと無料シャトルバスで向かいます。
 
バスに揺られ30分くらいだったでしょうか、崋山入り口の入山センターにあたるところに到着。
 ここから先は一般車両は乗り入れができないようです。
 
ここで入山料、バス、ロープウェイのチケットをセットで購入します。平日というのにすごい人の数。
 
これだけ人がいても20分とかからない。
デジタルで処理しているわけでもないのにチケット売り場のさばく速さがハンパない。ロープウェイにはルートがいくつかあるようでしたが、日本語も英語も通じないので、適当にこのルートで!と指をさしてチケット購入。


専用のバスに揺られロープウェイ駅に到着。ちゃんと辿り着けるだろうか、この時点ではまだ不安だらけ。

 
ロープウェイは急峻な崖を巡る凄まじい高度感。これこれ!このルートで間違い無いはず。
崋山と言えば、「西遊記」の中で、三蔵法師が悪態が過ぎる孫悟空を一時閉じこめる岩山としても知られています。
 
 
ロープウェイ駅に着いたらルートマップを写真に撮りすぐトレッキング開始!
 
崋山は全体が道教の霊山になっていて、稜線上にいくつもの古刹が点在しているのですが、約3時間の周遊ルートはどこも急な登り続き。
 
しかしこれがアスレチックさながらでなかなか面白い。登山嫌いな嫁様も楽しんでいる。
 
岩肌を削ってできたルートはとても歩きやすく土の上を歩くことは一切ない。登山というよりか、山寺巡りという方がしっくりくる。
 
ずっと急な登りの連続だけど、どうしてかな、目に入ってくる景色が驚きの連続全然疲れない。楽しすぎる!
 
30分ごとくらいに古刹があり、どこも立派な佇まい。長く大切にされてきたことが伺えます。
 
よくこんな崖の上に建てたもんだと感心させられる。
 
どこも絵になりますねー 映画みたいだ。
 
金比羅宮の階段どころではありません。
誰が数えたのか、およそ6000段あるそうです。
ひたすら登りっぱなしで一向に降りがない。
エッシャーのだまし絵のよう。
 
というのも一方通行ではなく登りも下りも同じ道のはずなのに、下りの人にほとんど出会わない。朝一で入山したからかな。
 
途中途中でいくつものお寺の中をくぐり、
 
やっとのことで、最終目的地「長空桟道」に到着。
ルートの急峻さから、かつては仙人しか辿りつけなかったらしい。ロープウェイが開通してやっと一般の人も来れるようになったとのこと。
奥が行き止まりになっていて、道幅はとても狭く行き帰りで違いに身体をぶつけあいながら進むという具合。
 
金属柵がやや斜めに沿ってるのがヤバい。柵の基礎部分はどれくらい深く刺さってるのだろう? 意外に浅かったりして、なんて思うと身を委ねるなんてできっこない。
 
今回、残念ながら有名な木の板でできた道には入場できず。この柵の向こうがそれなんですが、番人のにいちゃんが目を光らしていて、これ以上進むのは無理でした。
それでも、充分に命がけのスリルを味わうことができました。
 
帰り、ロープウェイ駅からバス乗り場まで階段続き。
 
さて、西安に戻ってこれから夕食。この街の様相はキングダムのまんまですね。
 
夜もふけてまいりました。
有名なベルタワー。

西安餃子の老舗、徳発長というお店で名物の水餃子をいただくことにしました。
 
黒酢のきいたさっぱりと辛いスープが絶妙、初体験の味。美味くていくらでもいけます。
 
どれも美味かった!
 
シルクロードの発着点と知られる西安。
中国がますます好きになりました。
居心地良くまた来たいと思います。
 
 
 
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