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洋蘭の女王カトレアのデータベース(主に大輪系交配種)&育種交配・実生の魅力をご紹介

●Rlc. Yuko Ito‘Volcano Queen’

2010年03月07日 00時00分00秒 | ■黄色・セミイエロー系
※2010年03月07日内容更新(属名変更、画像再補正等)

於:ハワイ・ホノルル蘭展2006(画像提供=サンセットさん)
■Rlc. Yuko Ito‘Volcano Queen’
リンコレリオカトレヤ ユウコ・イトウ‘ボルカノ・クイーン’
(Rlc. Benigno's Treasure x Rlc. Mount Hood (12/31/1998))
 一風斬新な印象を受けるイエローコンカラー系花。画像の花はコラムの大きさからして満作状態ではないと思いますし、ペタルのフリルの形状からして咲き始めの可能性もあります。いずれにせよ実際はもう少し大きくなると思います。直接の親に巨大輪系花の代表品種 Rlc. Mount Hood があることからもこの推測はまず間違いないのではないかと思われます。ただし、もう一方の親 Rlc. Benigno's Treasure は中輪系の黄花 Rlc. Waikiki Gold の血の濃い品種でもありますから、その影響を強く受けて濃く鮮やかな黄色を発色している画像の個体‘Volcano Queen’に関しては花径は巨大輪クラスにまではならない可能性が高いと思われます。
 なお、Rlc. Benigno's Treasure の交配を紐解くと、
・Rlc. Memoria Benigno Aquino = Rlc. Toshie Aoki x Rlc. Waikiki Gold (1/1/1983)
・Rlc. Waianae Treasure = Rlc. Waikiki Gold x Rlc. Fortune (1/1/1985)
と、黄花銘親たちの血が非常に濃い品種であることがわかります。
 ちなみに、意外とこれまでのところ、こういったクリアーなイエローコンカラー系の巨大輪花は殆ど皆無に等しいですから今後の発展が楽しみな品種だと思います。

◎Rlc. Yuko Ito の親品種の交配
・Rlc. Benigno's Treasure = Rlc. Memoria Benigno Aquino x Rlc. Waianae Treasure (10/28/1996)
・Rlc. Mount Hood = Rlc. Déesse x C. Claris (1/1/1962)



※Rlc. Yuko Ito の親品種
■Rlc. Mount Hood‘Mary’AM/AOS
リンコレリオカトレヤ マウント・フッド‘マリー’
(Rlc. Déesse x C. Claris (1/1/1962))
●Rlc. Mount Hood についての記事は、こちらをクリック!



(上記、記事中の属名表記は最新属名を採用しました。そのため一部、過去記事との表記の相違等が発生する場合がございます。)

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