ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

渡辺 美里

2005年11月12日 | ミュージシャン


 美里さん、昨年大ヒットした映画「世界の中心で、愛をさけぶ」にラジオのDJ役で出演しているんですね。知らなかったな~


 この夏も、1986年以来恒例となっている西武ドームでのコンサートが行われ、大盛況だったようですね。しかし20回目の今年を最後に、ひとまずこのコンサートも幕を下ろすことになったのは残念なことです。


   


 ぼくが渡辺美里の曲を初めて聴いた頃、すでに彼女は「My Revolution」が大ヒットしてスターダムにのし上がっていました。
 偶然にどこかで曲を聴いてファンになったのではなくて、「近頃人気の『渡辺美里』というのはどんなモンかちょっと聴いてみようかな」と狙いをさだめて、でも程度としては軽い気持ちでシングルを買ったんです。
 そのシングルとは、「Teenage Walk」でした。


 美里嬢は、山下久美子、白井貴子らに続くガールズ・ロック・シンガーとしてデビュー。
 1986年初頭にリリースした「My Revolution」がオリコン1位の大ヒットとなり、一躍スターダムにのし上がりました。
 極上のポップ・ロックに乗せた彼女の歌声は、明るく伸びやかで、パワーもりもり。
 この歌声とエネルギッシュなパフォーマンスから元気をもらった人も多いのではないでしょうか。
 かくいうぼくも、美里嬢の曲を聴いてはテンションを高めていたものです。


 


 彼女の歌は、悩みを抱えながら青春を過ごしている人たちの気持ちを代弁してくれるものが多かったような気がします。
 彼女の歌からは、「愛」「信じる気持ち」「くじけないこと」「立ち向かうこと」などの言葉が連想されるんです。
 一緒に笑い、一緒に泣いてくれる存在、それが渡辺美里の歌だったのではないでしょうか


 最近の彼女の作品はあまり聴いていないのですが、90年代のものまではカーステレオのヘビー・ローテーションとして愛聴していたり、セルフ編集のベストMDには遠出にお供してもらったりしていました。美里嬢の歌って、天気の良い日に外で聴くと、とっても気持ちが良いのです。



 


 美里嬢の曲の中でとりわけぼくが好きなのは、
 「Long Night」、「It's Tough」、「悲しいね」、「Sentimental Kangaroo」、「Lovin' You」、「虹を見たかい」などです。
 今聴いても、元気が湧いて出るような感じがします。
 


 


コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もっと貪欲に | トップ | 七五三の想い出 »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
正に‘ティーンエイジ・ソング’です! (たろ)
2006-03-29 20:30:06
2005-11-12 15:09:55



こんにちは。

幣ブログへのコメント、何時もありがとうございます。

コメント、失礼いたします。



僕は、「My Revolution(マイ・レヴォリューション)」を聴いて、バラエティー豊かな秀曲が詰まったデビュー・アルバム『EYES(アイズ)』(‘85年)を遡って聴きました。

今、聴きますと迷いや悩みの心情を前向きにさらけ出した歌詞は恥しい部分もありますが、永井真理子さんや東京少年の笹野みちるさんと同様に、渡辺美里さんの楽曲は何度も背中を押された、青春時代の曲といった感じがいたします。渡辺美里さんの歌唱力もさる事ながら、特に初期の小室哲哉氏と岡村靖幸氏の 2枚看板を擁した作曲面の充実振りは特に素晴しかったと思います。

そして、僕もオリジナル・アルバムは 5枚目の『FLOWER BED(フラワー・ベッド)』(‘89年)までと、編集盤『SHE LOVES YOU(シー・ラヴズ・ユー)』(‘95年)しか聴いておりませんが、「虹をみたかい」の岡村靖幸氏の作り出したロックとファンクを高度に組み合わせた音作りはとても良く好きです。

それから、ライヴと並んで渡辺美里さんの魅力であるラジオの活動ですが、映画 『世界の中心で、愛をさけぶ』でラジオDJ役を務めたとの事で、きっと自然な演技を披露されたのではないかと思っています。



また遊びに来させて頂きます。

ではまた。



たろさんこんにちは (MINAGI)
2006-03-29 20:31:42
2005-11-12 17:20:31



こちらこそいつもありがとうございます。



>歌詞

 妙なひねりがなくてダイレクトなので、わかりやすくて共感も覚えました。

>「何度も背中を~」

 なるほど、ほんとにそうですね。この表現、わかりやすいです



小室氏、岡村氏、それに大江千里氏なども作曲に加わってましたね。美里嬢のレパートリーって、存在がまるで友だちみたいな感覚です。

はじめまして (LAZYMAXX)
2006-03-29 20:32:16
2005-11-21 23:58:57



美里さんの今年の西武行ってきました。

もう感動しっぱなしで、いつまでも変わらぬ歌声にジ~ンときちまいました。

俺の好きな美里ソングは①きみに会えて②Lovin' you③10years

まだまだ好きな曲はいっぱいありますが、今の気分ではこの3曲がベストです。
LAZYMAXXさんこんばんは (MINAGI)
2006-03-29 20:33:20
2005-11-22 00:51:37



はじめまして。TBとコメントありがとうございました。



>今年の西武

 ぼくは、後日テレビで放送されたものを見ましたが、いや~大盛り上がりでしたね。

 いろんな事情があるのでしょうが、あのコンサートが幕を下ろすのは残念というほかはありませんね。



>好きな美里ソング

 ほんとに「今の気分」でベスト3が変わるくらい、良い曲が多いと思います。まだまだ名曲を生み出し続けてほしいですよね。

Unknown (Unknown)
2023-01-26 08:52:22
今さらですけど、もし中森明菜さんが『アイドル』ではなく美里さんと同じく『ロックシンガー』としてエピックソニーからデビューしていたら、今頃どうだった かな…なんて考えちゃいました。歌唱力とセルフプロデュース能力はロックシンガーとしても十分イケると思いました。ちなみに、明菜さんと美里さんの生年月日が1年と1日違いでかに座ですから。(笑)
Unknownさん (皆木秀樹)
2023-01-29 21:23:37
明菜さんはアイドルとして売り出されましたけれど、雰囲気とか歌とかは明らかに他のアイドルとは違っていたとぼくも思っています。ロックびたりだったぼくですが、「1/2の神話」なんかは当時ジャパニーズ・ハードロックだと思って聴いてましたね。
Unknown (Unknown)
2023-02-10 16:09:06
皆木様 返信ありがとうございます。
たしかに『1/2の神話』は立派なハードロックですね。大澤誉志幸さん作曲とは知らなかったです。YouTubeの伝説のコンサートバージョンがベストです。そういえば、夜ヒットのメドレーで明菜さん→美里さんとリレーしてました。(笑)
Unknownさん (皆木秀樹)
2023-02-14 22:55:06
ロック小僧だったぼくですが、明菜さんと聖子さんは「アイドル」「歌謡曲」ではなくて、ポップスやロックとして聴いてました。(ジャンルで括っていたわけではなくて、自分的にはやっぱり音楽的に満足できる曲がたくさんありました。
明菜さんはデビュー曲から「ミ・アモーレ」までシングル全部買ってました。
明菜→美里リレー豪華ですね。先発山本由伸のあとリリーフで佐々木朗希が出てくるようなもんでしょうか笑

コメントを投稿

ミュージシャン」カテゴリの最新記事