紫の物語的解釈

漫画・ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。

【ちびまる子ちゃん】でおなじみ永沢君のスピンオフ漫画

2010-01-30 21:27:21 | コミック全般
【ちびまる子ちゃん】でおなじみ永沢君を主人公にした漫画がある。



タイトルはずばり、【永沢君】。
【ちびまる子ちゃん】に登場する永沢君の中学時代を描いた作品である。

中学生時代にありがちな、格好良いものへのあこがれや、自分自身の無限の可能性を
信じて暴走する、いわゆる『中二病』的な行動にスポットを当てて描かれる。



【ちびまる子ちゃん】本編にも登場する"卑怯者"でおなじみの藤木君ももちろん登場。
藤木に"卑怯者"というありがたくない設定が加わるのは、実はこの漫画が初出。
本編へ逆輸入した形になる。

ちなみに、大食いの小杉君や、暗くてお笑い好きの野口さん等のキャラクターも、
実はこの漫画で初登場→本編へ逆輸入というパターンをとっていたりするのだ。

思えば、本編での永沢君の性格の悪さも、この漫画からの逆輸入かもしれない。
本編での初期の永沢君は、ただ火事に遭った不幸な少年だったはずだから。

↓永沢君の性格の悪さが現われるこの場面。藤木君の扱いがひどすぎる…。


この漫画での永沢君の性格の悪さはすさまじく、
友人の藤木君でさえ、永沢君の良いところを挙げられなかったりする。


そんなこの漫画で最高に面白い話が、深夜ラジオのネタハガキの話である。
いかにも中二病的なエッセンスがふんだんに散りばめられていて、"痛面白い"。

↓深夜ラジオでネタハガキを読まれた藤木君。


↓そんな藤木君に嫉妬し、自らもネタハガキを書く永沢君


↓だが、宛名を間違えてしまって、ハガキを親に読まれてしまう。


どうだろう。面白いんだけど、なんか妙に心にちくちくするこの感覚。
誰もが通過してきた中二病的な甘酸っぱい匂いがたちこめてきそうだ。

そんなテイストの話が盛りだくさんな【永沢君】。
痛面白いという感覚を味わってみたい人は読んでみてはどうだろうか。



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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-05-03 19:58:25
まるでネトウヨヒトモドキの性格で草
他人を嫉む、自分にはひたすら甘い、常に嘘をつく

クソ玉ねぎw

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