中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

地域住民が持つ地域のイメージとは??

2015年11月28日 05時00分00秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)396ページ「老年人口比率で見た市町村割合の変化」をみましたが、今日は400ページ「地域のイメージ」をみます。

下図から地域住民が持つ地域のイメージを見ると、6割近い地域住民が市区町村を地域としてイメージしていることが分かります。

また、市区町村よりもさらに小さい、「町丁字、大字、または町内会、自治会、区」と回答する者も2割程度存在することが分かります。

次に、地域住民は地域の発展・衰退を判断する要素についての認識を見ると、「人口の増減」(65.7%)、「子供の数の増減」(53.8%)、「若者の数の増減」(44.9%)など、主に人の増減に関する項目に注目して地域の発展・衰退を判断する傾向が強いということが分かります。

他方で「地場産業の活性・衰退状況」(16.5%)、「大型商業施設の進出・撤退」(16.1%)、「大企業の進出・撤退」(11.4%)など、産業に関する項目に注目して地域の発展・衰退を判断する傾向は低いということが分かった。

この結果について白書は、人口 5 万人以下の市町村の住民に対するアンケートであるため、我が国全体の住民の認識とは言い難いが、人口が少ない地域の住民にとっては、人の増減に関する項目に注目して地域の発展・衰退を判断する傾向があり、それこそが、地域住民
が認識している地域課題ともいえる、としています。

住民が地域を自分達の市町村と考えているにもかかわらず、平成の大合併により広域化させてしまったために、自分の地域のイメージがぼやけてしまったことも地域衰退の一因と読めますね!

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