庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

鶴岡八幡宮の大銀杏があった頃

2014-12-01 16:18:08 | 日記・エッセイ・コラム
樹齢は1千年ともいわれ、3代将軍源実朝を暗殺した公暁が隠れていたと
いう伝説から「隠れ銀杏」とも呼ばれ、「御神木」として長い間鎌倉の歴史
を見守ってきた鶴岡八幡宮の大銀杏だったが、残念ながら4年前の平成22年
3月10日未明、雪混じりの強風により根元から折れて倒れてしまった。

このニュースを聞いた時は、何か良くない事が起きる前兆?の様な気がして
ショック!を受けた記憶がある。(その1年後にあの東日本大震災が発生!)

倒れる前年の秋に撮影した、大銀杏の黄葉写真をアップしておく。


鎌倉に行った際は必ず訪れ、秋には美しい黄葉を見せてくれていたが、もう
見ることができないと思うと残念!だが、命あるものはいつか必ず滅するの
が自然の掟なので仕方がない・・・

こちらは現在の鶴岡八幡宮の様子。


倒伏後、境内に設けた「芽吹きを祈る記帳所」には連日全国から多くの方々
が訪れ、多くの人々の「祈り」と共に、1ヶ月後には元の場所のヒコバエか
ら小さな若芽が芽吹き、小さな銀杏の葉を茂らせながら、枝はぐんぐんと伸び、
現在は約2m程まで成長している。

倒伏した樹幹部分は、再生可能な高さ4メートルに切断し、元の場所よりすぐ
脇に据え付けられている、今日の世情を想い、親子や家族の「絆」を強く願う
が如く、残された新しい命のヒコバエを「親木」が見守っている・・・

これからも参拝の折にふれ、成長を見守って行きたい。。

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