京都の闇に魅せられて(新館)

京都妖怪探訪(149):妖怪ラーメンと妖怪ラスク @ ‘妖怪ストリート’大将軍商店街の妖怪グルメ





 どうも、こんにちは。
 今回はシリーズ第3回でもふれました‘妖怪ストリート’大将軍商店街をとりあげます。
 平安京の時代にはこの一条通に「百鬼夜行」という妖怪の群れが通ったと、伝えられています。このことから、妖怪での町おこしが行われています。


百鬼夜行絵巻(大将軍商店街のサイトより)
http://www.kyotohyakki.com/web_0317/emaki.html


 とは言っても今回は、「妖怪ラーメン」と「妖怪ラスク」といった、妖怪ストリートならではのグルメにテーマをしぼってとりあげたいと思います。
 特に「妖怪ラーメン」は結構有名なようで、一度は食べてみたいと思っていました。


 前回の続きから。
 大将軍八神社の入り口前から、一条通りをそのまま東へと進んでいきます。すると、すぐに商店街に入ります。









 商店街の一角に、妖怪ラーメンで有名な食堂「お食事処 いのうえ」が見えます。

 食堂「いのうえ」の店先です。












 この写真を撮ったのは確か前の冬頃ですが、いつもこのように怪しげなフィギアやイベントポスターなどが並んでいるようです。

 それでは、中に入って噂の妖怪ラーメンを注文してみます。






 これが妖怪ラーメンです。
 真っ黒なスープに、紫色の麺、そして赤い粉をまぶした、いかにもという感じの怪しげな、おどろおどろしい外見のラーメンです。






 赤い粉はパプリカの粉で、黒いスープはイカスミで着色されているのでしょうか?
 紫っぽい麺は……何で着色されたのかはわかりませんでした。






 あまり上手く撮れていませんが、中にはピータンも入っています。
 それ以外は、ニラとチャーシューが入っていて、ごく普通のラーメンのようです。
 実際に食べてみると、おどろおどろしい外見とは違って、わりと淡泊な味のおいしいラーメンです。






 完食です。
 
 余談ですが前職で私は、京都市内のいろんな場所を回っていたので、各地のラーメン屋とか食堂などを見て回ることが多かったのです。
 さらに時々こういうサイトを見て、京都市内のラーメン屋をチェックしていたりもしていました。
 つまり、実は私はちょっとしたラーメンマニアでもあるのです(笑)。
 その私が「おいしい」と言うのですから、「いのうえ」の妖怪ラーメンは、ただ奇をてらっただけのラーメンではありません。少なくとも、食べてみても損はないと思いますよ。
 なお、京都市内は数多くのラーメン屋が競争を続けている「ラーメン激戦区」でもあります。その京都市内で長く続いてるラーメン屋は、その競争を生き延びてきたのですから、そこそこ以上のレベルはあると思います。
 京都市内でおいしいラーメン屋を探したい方は、こちらのサイトを参考にされてみてはいかがでしょうか。


 あっと。
 妖怪ストリートのグルメに話を戻しましょう。

 
 妖怪ストリートというだけあって、各店の前にはそれぞれ個性的な妖怪たちが並びます。















 商店街の中にあるパン屋さん店先。
 ここに居る妖怪は、「食パンじじい」と「赤ふんコロネくん」というらしいです。






 このパン屋では「妖怪ラスク」という商品を売っているそうです。
 中に入って、「妖怪ラスク」がどんなものかを見ます。






 これが妖怪ラスクです。
 私が店に入った時には、ひと袋しか残っていませんでした。
 よく売れている人気商品なのでしょうか。

 買って、食べてみます。






 妖怪ラーメンのスープみたいに、真っ黒な外見。イカスミか何かで着色したのでしょうか。
 食べてみると、これがすごく甘くておいしい(ただ、私のような甘いもの好きにはいいのですが、甘いものが苦手な方にはちょっときついかも)。


 他にも、「妖怪コロッケ」「百鬼夜行茶」「百鬼夜行どらやき」といった食べ物があるそうです。
 食べ物以外にも、この商店街ならではの商品も売っているそうです。
 その詳細は、こちらをご覧ください。



 こういう形の町おこしもあって、面白いですね。
 
 それでは、今回はここまで。
 また次回。




大将軍商店街のホームページ
http://www.kyotohyakki.com/




*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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コメント一覧

小路@管理人
http://moon.ap.teacup.com/komichi/
>わ~い、お茶さん

 いつもコメントありがとうございます。

 日本人には昔から、妖怪や怨霊・疫神であっても、それをむやみに退治とか排除するだけでなかったようです。
 むしろ、それら異質なものや、この世ならざる存在とも共存しようとしてきたように思えます。

 この辺が、「悪魔や異質な者は退治・排除する」という、西欧あたりの一神教的・善悪に言論的な考え方とは違って面白いと思います。

 この商店街の妖怪に味があるのは、ここの人たちの地域への愛着と共に、日本人が古くから持っていた妖怪(など異世界の存在)への愛着や親しみが、そのバックにあるからだと思います。
わ~い、お茶
こんにちは、お返事ありがとうございます。妖怪はともすれば退治の対象となる事もありますがここの妖怪たちはみなユーモラスでいいですね。ゆるキャラ自体は個人的には否定はしないもののやはり人が考えたものとなるとちょっと違う感じがしていますが、ここの
商店街の妖怪は味があります。こういった人の熱気が新たな妖怪を創りだしていくのかも
知れないと思っています。
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