[画像は25日放送のNHKニュース7からキャプチャ]
民主党の小宮山洋子さん(東京6区)は25日、小沢一郎代表が前日の常任幹事会で続投を表明したことについて「政権交代にマイナスになる要素はなるべく避けて欲しい」「私はここはお引きいただくことではないかと思っています」と述べ、代表辞任を求めました。国会内で記者団の質問に答えました。
この発言について、26日、小宮山さんの国会事務所に主権者からの抗議電話が殺到し、電話が鳴りっぱなしの状態になったことが分かりました。
ふだんは1~2人のスタッフが常駐してるそうで、きょうは「お叱り」の電話でベルが鳴りっぱなし。ファックスは数件来たそうです。
小宮山さんについては、ネット上の様々なサイトで抗議の声が上がり、「議員辞職を求めるメールを送ろう」という運動も始まっています。
この件について、秘書は「真摯に受け止めて、対応を考えたい」としています。さすがにそこまでする必要はないでしょうが、批判の声は十分に小宮山さん本人に伝わったようです。
ネット上での批判も把握しており、ネットではNHK出身と絡めた批判があがっているのは承知しているが、電話はそれとは関係なく、昨日の発言に対する抗議がほとんどだったとのことです。
小宮山発言への批判。
Yahooの「みんなの政治」の小宮山さんの評価欄には、
http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2009000413&s=0&p=3
(抜粋引用はじめ)
「小沢さんのもとに一致団結すれば、今回のことがあっても民主党は勝てるんだよ。 内部でガタガタしていると勝てるものも勝てなくなるよ。だから小宮山さんはじめとした数名の小沢さん批判をしている人、静かに民主党を出て行ってくれ!!」
「 私が思うに、自民党と麻生首相ははっきり言って、民主党に戦いを挑んでいるのです。民主党を昔の野党が経験したと同じように再起不能にしたいのです。今度の小沢さんの件は、その昔、社会党の浅沼委員長が演壇で命を絶たれたのと同じぐらいのインパクトのある事件です」
「個人的に小沢さんを好きか嫌いかと問われれば嫌いですと答えると思います。そんな私でさえも100歩譲ってやはりここは小沢さんしか居ないでしょう!!(略)やっと、やっと悲願の政権交代が現実のものとなってきた矢先のこの出来事!素人目にも異常としか思えません。こんな大事な時、今こそ一致団結しなければならない
まさにこの時に、小宮山さん!!それはないでしょう(泣)(略)あなたのその様な態度を喜んで陰でほくそ笑んでいるのが誰かはお解りのはずです」
「弾圧者に尻尾を振る政治家はいらない。 この事件は総選挙目前の状況下、政権奪取は確実に思えた野党指導者を失脚させるべく検察が言いがかりに等しい恣意的な捜査をして、その公設秘書を強引に逮捕・起訴するという政治弾圧事件であり、議会制民主主義の根幹を踏みにじる暴挙です。(略) あなたが今すべきことは、苦しくともこの国策捜査の不当性を訴え、このような暴挙を許さない世論を盛り上げていくことでしょう。それを目先の事しか考えす、あろうことか弾圧者に尻尾を振りその謀略に加担するような事をする。そんな政治家は必要ない。とっととバッヂを外して引退すべきでしょう」
「私まだ若者ですけど、小沢一郎さんは総理大臣になるべきだし。あなたはやめるべきだなあって思います。だって小沢さんってマジ若者の間でもリスペクトされてるし、なんか世論からずれてません?小宮山さん?。小沢さんがいなければ私が党首にでもなれるとか思っちゃった?そんなのマジありえねーっす!(激爆)。小沢さんが悪いことしてるっつーなら証拠だしてくださーい。ないんだ?ないんでしょ?。次期総理は小沢さんに確定ですね!」(抜粋引用おわり)
などなど。かなり手厳しいですねえ。
私もかなり驚いています。正直な感想を言うと、よく分かっているなあ、正論ばかりだなあ、という感じです。
小宮山さんは凌雲会に所属。民主党代表をめざす、凌雲会会長の仙谷由人さん(徳島1区)の年齢が63歳で、「できれば早く仕掛けたい」という事情からの発言だと思います。小宮山さん本人の意思での“援護射撃”だったのか、仙谷会長の指示だったのか、凌雲会が会合などで役回りを決めていたのかは分かりません。凌雲会は仙谷会長の両脇を固める事務局長(会計責任者)の枝野幸男さん(埼玉5区)、前原誠司さん(京都1区)らが現在の役員会メンバーから外れています。この3人が同時に小沢代表を攻撃していますので、これは凌雲会の総意でしょう。ところで、凌雲会会員名簿がネット上に出回っていますが、仙谷さんは四国で唯一小選挙区を全勝しており、「逆転の夏」で四国4県全勝をもぎ取った“四国のドン”です。四国各県選出の1回生議員は凌雲会に入らないわけにはいかない、という事情があることを私たちは共有しておきたいと思います。
小宮山さんのお父さんは元東大総長で、小宮山さんはNHKにアナウンサーとして入社し、解説委員に昇進。参院議員全国比例から、衆院議員に転じ、現在はネクスト文部科学大臣。
東京6区(世田谷区の北半分)は、日本で一番「社長」が多く住む高級住宅地です。大企業に限定すると、300選挙区で断トツになります。この選挙区で初当選した岩國哲人さん(国替え、次期衆院選に出馬せず引退)は初当選のときに、「この選挙区の得票は3倍に化ける」と話し、影響力の強い主権者が多い特徴を説明していました。小宮山さんが仮に日常活動をしっかりやっていたとすると、他の選挙区とは違った反応を感じていた可能性もあります。
抗議電話殺到は辛かったでしょうが、小宮山洋子さんとスタッフ、総支部員のみなさんにとっては与党になるレッスンでした。私は小宮山洋子事務所とはまったく面識がなく、いきなり電話しましたが、政策秘書がていねいに回答してくれました。最後に「いつもブログを拝見しております。今後ともご指導ください」と言われました。私もしっかりと背筋を伸ばして前進していこうと思っています(^_^)v
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