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北岳と甲斐駒ヶ岳

カラタチ(枸橘)

2024-04-17 | 春 白色系

いつも冬芽・葉痕を撮って、肝心の花は撮ることも少ないし
果実に至っては殆ど画像は無い。
それでも今年はしっかりと白い花を撮った。

 

 

 

 

 
カラタチ(枸橘) 
ミカン科カラタチ属 Poncirus trifoliata
(2024.04.11 明石公園)

 
▲ カラタチの棘 カラタチの果実 ▲

【刺の起源の幾つか】
① 茎や枝が変形。茎針(ケイシン)と呼ぶ。サイカチ、ハリエニシダ、ナワシログミなど。
② 茎上の突起物で表皮が変形。バラ、サンショウ類、ハリギリ、などで
サルトリイバラ、ママコノシリヌグイも表皮の変形したものだが、他のものに絡みついたりする鉤になっている。
③ 葉が針及び刺に変化。サボテン類が代表的なもので、メギも葉と托葉が変化したものであり、
ヒイラギも鋸歯の変化してもの、ウコギは葉柄が変化したものと言われている。
④ カラタチの茎上の刺は、以前は茎(枝)の変形とされていたが、最近では葉が変形したもの(葉針)とされている。
植物の葉腋からは普通は枝が伸び出してくるのだが、柑橘類ではこの枝につく最初の葉が変化して刺になっている。
ハリエンジュのトゲは托葉が変化したもの。
⑤ 葉が変形したもの(葉針)には、マツ、カヤなど。クリの毬は総苞片が針状に変化したもの。
またアザミ類の刺も同じように総苞片の変形と言われている。

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