大山を含めて、近畿以西の山はアカショウマの分布地域、そう言われていたけれど
間違いなく、近畿以西の山にも、トリアシシヨウマ(鳥足升麻)は分布する。
細かく分岐している花枝が何よりの特徴。
サラシナショウマとは花穂の違い、ヤマブキショウマとは葉の違いで、
なんとか区別はつくのだけれど、白い花だけ見せられると判断に迷う。
登山道の1200辺りまでは点々と咲いていたが、やはり大山では山麓の花。
トリアシショウマ(鳥足升麻)ユキノシタ科チダケサシ属 Astilbe thunbergii var. congesta
花壇に植えられる「アスチルベ」が参考になるのだが、殆ど見ない。
(2007.06.16 大山)
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【過去ログからのトリアシショウマ、チダケサシ、サラシナショウマ画像】
▼ トリアシショウマ(鳥足升麻) ▼
▲ 花序の側枝が分枝しないのがアカショウマと言われているからこれはトリアシショウマだろう。
花序は円錐状。▼
葉を撮っていないけれど、トリアシショウマは3回3出複葉、先は尾状に尖る(ヤマブキショウマは2回3出複葉 チダケサシの葉は丸みを帯び先も尖らない)
トリアシは、鳥足。春の芽ばえの頃の状態で「毛深い鳥の足」に見える。
▲ トリアシショウマ(鳥足升麻)ユキノシタ科チダケサシ属 Astilbe odontophylla (=Astilbe thunbergii var. congesta)▲
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▼ チダケサシ(乳茸刺) ▼
▲ 花序は細長く、円錐状 ▼
▲ チダケサシ(乳茸刺) ユキノシタ科チダケサシ属 Astilbe microphylla 葉は2~4回奇数羽状複葉 ▲
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▼ サラシナショウマ(晒菜升麻) ▼
▲ サラシナショウマの両性花 ▲
▲ サラシナショウマの雄花 ▲
▲ 伊吹山のサラシナショウマ 多くの果実が出来上がっている。▲
▲ サラシナショウマの果実 ▲
葉は3回3出複葉、小葉は更に小さく裂けている。
▲ サラシナショウマ(晒菜升麻) キンポウゲ科サラシナショウマ属 Cimicifuga simplex
ショウマ(升麻)は、この花の塊根由来の生薬名 ▲
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▼ アスチルベ ▼
▲ アスチルベ 園芸種として花壇に植えられていることが多い。▲
OCNブログの廃止で過去の画像リンクが無効になっている事が多い。
その都度、必要に応じて過去ログから幾つかの画像を拾い出して再度掲出することにしている。
全ページのリンク確認など気の遠くなる作業だからその都度の設定にしている。
チダケサシ(乳茸刺) サラシナショウマ(伊吹)
春の芽ばえの頃の状態の画像で「鳥足」
良くわかりました。
「葉の3回3出複葉」もわかりました。
ありがとうございます。
チダケサシもサラシナショウマも素敵ですね。
何処かで会えたら嬉しいのですが・・・
トリアシは芽吹の頃の「鳥足」、山菜としても重宝されているようです。
少し貧相だけれど、チダケサシは里山辺りで見られる草。
サラシナショウマやヤマブキショウマはやはり少し標高のある山に育つようです。
滋賀県と岐阜県の境にある伊吹山ではかなりの草丈に育っていました。