大羽鰯(マイワシ)のお刺身
- Sardinops melanostictus (Temminck and Schlegel) -
おはようございます。
残暑が厳しいです、茹でダコになりそうです。。
夜になっても気温が下がらず、まだまだ夏は続きそう。
こんな時は、お刺身にかぎりますね。
昨日に引き続き、鰯を食卓に乗せましょう。
30センチにもなる大羽鰯は、流石に食べ応えがあります。
一尾捌いただけで、たっぷり食べられますね。
三枚に卸して、皮を引いて、切り分けるだけ。
慣れれば、一分くらいで調理完了。
鰯は、手開きでもOKですけど、わたしは一応、身卸し包丁で卸してます。
骨が軟らかいので、出刃包丁を持ち出すまでもないですね。
表面の皮を剥ぐと、黒々とした魚肉表面になり、その下に分厚い脂の層があります。
この黒い表面と白い脂の層に旨みが集中していて、トロけるような甘みや旨みが堆積しているのよ。
青背魚の良質な脂分なので、肉類の脂とは比べられない程健康的ね。
EPA や DHA を大量に含んでいて、カルシウムだ、ビタミンDもたっぷり。
貧血を予防する鉄分、コレステロールの代謝促進や肝臓機能の強化に優れた効果を発揮するタウリンも満載。
言い尽くされた感はありますが、イワシは最強のヘルシー食品なんですね。
定期的に食べてれば、血中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあり、老化防止に役立ち、生活習慣病の予防効果は絶大。
おまけに、肌はスベスベ、美容の為にも是非摂りたいところ。
鰯のなめろう
美容と健康に良いというだけでなく、もちろんとても美味しいのが嬉しいですね。
この時期は、魚屋さんの棚も夏枯れ気味ですが、元気なイワシは安価で並んでいるので、たっぷり味わいたいですね。
さあ、イワシを食べて、夏バテ解消 ! !
■
地球温暖化でエンガワが食べられなくなる ? ?
こんな話題がありました。
回転寿司店などで回っているエンガワは、殆どグリーンランド産のカラスガレイというのは広く知られているところ。
もともと、魚肉だけが使われていて、捨てられていたヒレの部分に目を付けた日本の商社がそのヒレから取れるエンガワに着目。
これを輸入してヒット商品になったと言う事。
なかなか抜け目ないですねぇ。。その招魂の逞しさと、発想は拍手ものです。
( 半分嫌みっぽく、半分称賛という塩梅の書き方にしておきましょう(笑) )
このデンマーク領グリーンランドでのカラスガレイの漁というのは、厳冬期に氷に穴を開けて行われているのだそうです。
日本のワカサギ釣りの大掛かりなものという感じでしょうか。
これが、地球温暖化で氷が薄くなり出来なくなりつつあるという事なんですね。
エンガワに関わらず、グリーンランド産のカラスガレイは、日本のスパーではお馴染みの魚。
こってりとした脂の乗りと、クセの無い味覚、綺麗な純白な魚肉で日本人の好みにジャストフィット。
更に、何時でも買える安定供給と、価格の安さで売れ行きも上々みたいです。
地球温暖化がもたらす影響は、思いがけない所にも出始めているようですね。
火力発電所をフル稼働させて温暖化に拍車をかけてる我が国も考えないといけないですね。
最近は、電力不足・放射線被害などにとらわれ過ぎていて、
温暖化・環境変動が余り話題にならなくなってしまっていて少し怖いですね。。
甘くて、トロトロじゃないの?
毎週必ず鰯を食べてるけど、こんなに凄い脂の乗りはなかなか出合えないわね