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「ドラゴンバスターII ~闇の封印~」 レビュー (ファミコンソフト)

2012-05-29 18:28:28 | ファミコンレビュー
トップビューアクションゲーム
ドラゴンバスター」の続編
開発&発売はナムコ
1989年4月27日発売

お話としては
前作よりも時系列として前の話。
『キングドラゴン』に奪われた『正邪の剣』を取り戻すために
主人公である『カール』が弓矢を持ち戦いに挑む。

特徴…

前作との変更点を挙げておこうか。

 視点:サイドビュー→トップビュー
 主人公の武器:剣→弓矢
 体力:数値→4回触れると死亡※
 残機制(3機)
 アイテム(魔法)大幅減
 パスワード追加

※前作は体力が「100」と言った風に数字で表示され
 敵からの攻撃で例えば「90」減少し、「0」になったら死亡する。
 今作はなんの攻撃や体当たりでも3回までセーフ。
 4回目当たると死亡する。
 1つのエリアをクリアすると全回復する。

逆に同じ点
・大マップを主人公が歩いていき、行きたいエリアを選択する。
・各ステージのボスがドラゴン
・ドラゴンには弱点の部位がある。

システム面が大幅に違うので前作とは「別ゲー」と言って問題ない。


大マップでは穴や森などがあるとその先に進むことが出来ないが
ステージをクリアするとアイテムが出現する。
それにより、突破する事が出来るのだ。

斧:森の木を切り倒す。
ハンマー:柵を壊す
梯子:穴にかける。

ラクダ:砂漠を越える。反対側にあるのなら端っこでBボタンを押すと来てくれる。
ボート:湖を越える。反対側にあるのならBボタンを押すとやってくる。(どうして?)


ダンジョン内は真っ暗な状態で始まる。「ドラクエⅠ」のたいまつ使用時ぐらいな感じ。
主人公が歩くことで見えるところが拡大していくのだ。
ただ「ドラクエⅠ」は自分の周囲のみ明るくなるが
本作は1度通過すると常時明るくなる。
それで敵なども見えない。
が、近くによると

「パオーパオー」

などのルームガーダーという
いわば中ボスの声がするのでそれで敵の有無を確認できる。

敵を倒し鍵を見つけ、出口にいくことでダンジョンを脱出できる。

操作方法

 [大マップ上]

 十字キー:移動
 Aボタン:アイテム取得
 Bボタン:アイテム使用
  使用して反対側にいるラクダ、ボートをこちら側に呼び寄せる。

 スタートボタンorセレクトボタン:現在の所持している矢の数やアイテムを表示する。

 [ダンジョン内]

 十字キー:移動
 Aボタン:アイテム取得
 Bボタン:矢をいる。

 スタートボタン:ステータス画面の表示
 セレクトボタン:出口から脱出する(鍵を持っている状態)



点数は15点



良い点
・なし

悪い点
・剣を使わない。
・ダンジョン内ではBGMがない。
・仕様がおかしい。


悪い点の解説
・剣を使わない。
そもそも主人公の武器が「弓矢」という点でおかしいのだ。



タイトル画面には「DRAGON BUSTER」とあるが
「T」の部分が当時のドラクエと同じく『剣』なのに
何故、主人公の使用武器が『弓矢』なの?
一応、「剣を取り戻す」という点で完全に違ってはいないけども。
普通は「剣」だと思うだろ。
もしくは「D」を「弓」にするぐらいの事はしろよ。
形から言って「弓」じゃねぇか!
きっと「T」が剣だって開発途中で気づいたのではなかろうか?

スタッフA「ああッ!!タイトルの絵に剣が入っていますよ。
 どーします!?」
スタッフB「うわ!マジだ!取り敢えずラスボス倒したら剣、
 出て来たってオチにすれば凌げるだろ!」

なんて光景を想像してしまうのだが…
これは髭人のアホな妄想であるが何にせよ苦し紛れにもほどがある。

・ダンジョン内にBGMがない。
真っ暗なダンジョンの中、ルームガーダーが周囲にいると声がするけど
それを強調するためなのか、ダンジョン内にはBGMがない。
「トコトコ」と主人公の足音が寂しく鳴るだけだ。
これは手抜きとして考えていいだろう。
いくら敵の鳴き声の為だからって小さく入れろよ。


・仕様がおかしい。
1つじゃなくていくつもあるんだよなぁ…
1つ1つ挙げてから説明しよう。

 ①矢の弾数制限
 ②矢は画面上に1発しか出せない。
 ③矢は壁に跳弾するがそれを浴びるとダメージ
 ④主人公が遅い。または敵が速い。
 ⑤アイテムが乏しい。
 ⑥敵の挙動

 ①矢の弾数制限
  最初は「10発」しか持っていない。パスワードで再開すると「10発」のみ
  最初のうちはダンジョン内にある矢を取得していく事で増えていくが
  意識して射る必要があり、神経を使う。

 ②矢は画面上に1発しか出せない。
  ①の弾数制限もあるが増やしていけば
  100以上と増やせば弾数を意識する必要はなくなるが
  画面上に1発しか射られないので矢を外すと敵を攻撃できない間が発生する。
  せいぜい1秒ぐらいだがアクションゲームで1秒攻撃出来ないのは致命的。

 ③矢は壁に跳弾するがそれを浴びるとダメージ
  現実でも壁にボールを投げることで跳ね返ってくる。
  それを利用して正面の壁に向かってキャッチボールした人もいるだろう。
  このゲームも同じである。
  が、何故、放った矢が正面の壁に反射して返ってくるのかは不明だ。
  好意的に解釈するのなら

  壁裏に「ケンシロウ」か「アシタカ」が常勤しているのだろう。

  そんな髭人の妄想を裏付けるかのように
  その跳ね返った矢に当たるとダメージを受ける。
  跳弾を活かしたゲーム展開を目指していたのならそこは目をつぶるべきだろう。
  敵にも注意しなければならないのに何でそんな事をさせるのか。
  敵が急接近して焦っているときに跳弾なんて意識している暇はない。
  それで自爆してダメージを受けて死のうものなら

「イラッ!!」


  と、来ること甚だしい。
  弾数が増えても撃ちまくるという事ができないので腹立たしい。

 ④主人公が遅い。または敵が速い。
  ルームガーダーがエリアの至るところに出るが
  後半になると敵のスピードは主人公と同じになり、耐久力も高くなる。
  逃げ続けて攻撃しようとすると当然振り返る必要がある。
  しかも後半の敵は弾を出してくる。その弾は主人公の足よりも速い。
  「振り返る」という1動作で追いつかれる事態が多々発生する。
  近いところで攻撃を撃たれたら避けるのは不可能。
  通路も狭いし当たり判定も大きい。
  それを防ぐようなアイテムはほぼない。
  (無敵があるが当然、一定時間のみ)

 ⑤アイテムが乏しい。
  前作では様々な魔法が使えたが今作にはない。
  一応、エリア中で使用できるアイテムは存在するが

  「一定時間無敵」と「初回3発だけ攻撃力上昇」

  という2つしかない。
  しかも任意で使用するかは選べないのだ。取ったら即発動。
  前作では多くの魔法のうち1つを選択肢「↓+A」で使用だった。
  まぁ、トップビューゲームだからコマンドで魔法というわけにはいかないが
  せいぜい「A+B」ボタンがあるよな。
  ただアイテムは時間消滅しないという仕様があるので
  出現したら放置し、使いたいときに取りに戻ってくる事は可能ではあるが
  そんなことをしなければならないのは面倒であるとしか言いようがない。
  というか「ゼルダの伝説」のようにスタートボタンで
  メニューを開いて武器を変更できるようにしろや。

 ⑥敵の挙動
  敵はこちらに向かって突撃してくる。
  他にパターンはない。
  奇怪な動きをしたりとか、
  こちらの攻撃を避けようとしたりすることはない。
  何しようがこちらに突撃をかけてくるだけだ。
  違いは遅いか速いかである。
  そして、こちらに密着すると後退せずに停滞する。

  ゲームでやっちゃいけないパターンだろッッ!!

  前半ならばこちらの方が足が速いので切り離せるが
  後半はこちらと同等ぐらいの足のスピードになる為、
  ダメージを受け続ける事になる。





クリアせずにレビューしようかと思った。

「言わせてくれ!クリアしてないけど頼むから言わせてくれ!」

という感覚。それぐらいイライラしたゲーム。
でも、クリア出来てよかった(涙)。

一言で言うなら
このゲーム自体が「闇」であって
それをナムコが「封印」したかったんじゃないかと思える作品


まず理解に苦しむ点が多いわ。
何故、サイドビューからトップビューに切り替えたのかが分からん。
続編なんだから問題点を解決するとか敵や仕掛けを増やすぐらいでいいじゃない。
仮にシステムを変えるのなら完成度をあげなければ意味がない。

他にも良くわからん仕様みたいな点がある。
部屋同士をつなぐ通路の道幅が主人公2人分しかないのに
大きさが主人公1人分で通常攻撃無効のスライムを配置する意味がわからん。
そのスライムはスピードは遅いものの主人公めがけて
突進しかけてくるので狭い通路ではすり抜けることが出来ん。
矢を撃っても死なない。
アイテムのパワーアップした矢を使えば倒せるが
数発しか使えないのだからこんな奴に使う理由はない。
このスライムを倒してもアイテムを一切出さないのだから…

結局、広い部屋までスライムを誘導してやり過ごすしかない。
ウゼェ…ダリィ…
大きな敵も主人公に突進するという攻撃パターンしかない。
お前らの知能は皆同じなのか?
当然、敵に触れればダメージ。相手はノーダメージ。

このゲーム。イライラする事うけあいである。
寧ろイライラさせるために作ったとしか思えん。


サイドビューの「Ⅰ」とトップビューの「Ⅱ」を比べて
「リンクの冒険」から「ゼルダの伝説」に戻ったという所だが。
このゲームをやると「ゼルダの伝説1」が如何に名作かが分かる。
バランスがちゃんと考慮されているもんな。
ゼルダの伝説もボスの隣の部屋にいると「ガオー」って声がする。
ちゃんとBGMもあるし。
リンクに闇雲に突進してくる敵はいない。
ランダムで動き回り、弾だけはリンクめがけて攻撃してくるけど弾は遅いので回避可能。
盾という防具もある。任意で使える薬もある。
接近した敵自身も動き回って回避出来るという事も出来る。
そんなバランスの素晴らしさ。
トップビューのゲームはそうでなければダメだよね。


ダンジョンの構造やアイテムの発生位置はほぼ固定なので
それを覚えれば難易度はいくらか低下するが
戦闘に関してはテクニックで補うというゲームではない。
前半はともかく後半になると敵は速いのにこっちは遅すぎるし
当たり判定も大きいし敵の弾も大きく速い。
スピードアップのアイテムなどもない。
部屋も狭く、岩などの置いてある物を利用するというのも難しい。
というか障害物でひっかけて一方的に攻撃するという事が出来ない。
障害物に触れても相手は滑るようにして障害物を回り込んでくるし…

結果、敵がこちら目掛けて突進してくるまでの間
ひたすら連打して倒すという方法をとるしかない。
「弓」という遠距離で戦うゲームなら
「ヒットアンドアウェイ」が基本じゃないの?

しかもボス戦でのドラゴンとの戦いでは
ご丁寧に逃げ場にバリアを張るので逃走を拒む作り込み…
巨大な敵に対して正面切って戦うアーチャーなんてあんま見た事ないけどなぁ~。
パッケージの再現だろうか?



折角、矢が跳弾するのなら反射を利用した敵の攻略法があってもいいはずである。
斜めに矢を放ち壁に反射してガーダーにダメージを与えた時、
そのガーダーは矢が飛んできた方向を見るが
そこには壁しかなくプレイヤーはいない。
おかしい所はないと思ったガーダーは動きを止める。
っていう風な感じでね。

実際に跳弾を利用して攻撃した場合
敵ガーダーは矢の飛んできた方向を見る事などなく
こちらを即座に見つけて突進を開始するので
そんなまどろっこしい事をするのは無駄な配慮である。

唯一…というより強いてこのゲームの良心を挙げるなら、
ボスに瀕死のダメージを与えてやられた場合、
大体のゲームだと次の対戦では全回復しているものだが
このゲームではダメージを継続している。
そうしなければ製作者もクリアできなかったのだろうと推測する。
だからボスなど硬い敵は残機が多ければゴリ押しで勝てる。
と言っても敵が突進してきてこちらにめり込むだけだから
ゴリ押しが基本戦術になるのだがね…
エリアを出られれば全回復するし

このゲームでは大マップ上で使用するアイテム(斧、ボート、ハンマー)などを
次ステージに引き継ぐことが出来ない。
引き継ぐことが出来るのは「矢の数」「残機」「妖精の数(4匹取ると1UP)」
後半ステージに行ったからとって主人公は全く強化されないので
簡単なステージで残機をいかに増やすかがクリアの鍵となる。


「闇の封印」などというファンタジーを彷彿とさせるサブタイトルだが
どれが「闇」で「封印」したいのかが分からん。
ダンジョン内にある「闇」を消すのが目的なのだろうか?
でも、本来の目的は剣を取り戻すことだろ?
思いつかないからゲームっぽい言葉を取ってつけたとしか思えんサブタイトルである。
というかこのゲーム。ゲームオーバーになるとパスワードが表示されて固まる。
スタートボタンを他に何のボタンを押しても
何をしようとしてもタイトル画面に移行しない。

「負けたらリセットするしかないゲーム」

このゲームをプレイしている時点で負けた気がする。


「2012-05-20 14:56:45」にブログ更新した「ドラゴンと言われて思い浮かぶもの」ランキングで
12位にランクインしたこの「ドラゴンバスター」だというのに…
I無論、みんな「Ⅰ」の事をイメージしていてこの「II」で票を入れた人は皆無だろう。
「たけしの挑戦状」や「トランスフォーマー コンボイの謎」などに代表されるクソゲーには
攻略サイトがあるのにこのゲームにはないという事からこの作品の世間の評価が伺い知れる。



ここからネタバレ




















そうそう。攻略サイトを検索してみた。
髭人の腕では自力攻略は困難だった。
だが…
攻略サイトは「I」はあるというのに「II」は存在しない。

作る気も失せるゲームであることは間違いない。
クソゲーでも攻略サイトを作る熱狂的な人はいるものだがこのゲームにはない。
まぁ、存在感すらないというのがこのゲームの悲しい所…

髭人は「ニコニコ動画」のプレイ動画を参考にした。
アイテム取得などの最短ルートを記憶すればいい。
というか戦闘に関しては後半はあまり参考にならない。
敵のパターンはかなりひどくルームガーダーや
各ステージのドラゴンは突進しながら弾を吐くぐらいの事しかせず
しかも、上記の通りこちらに接触したら後退もせず停滞するからな…

当然、接触中は一方的にダメージを受け続ける。
逃げようとしても後半の敵は素早いため、逃げ切る事は不可能。
障害物も乏しいこのゲームはヒットアンドアウェイも困難。
幸い、敵からのノックバックはなく敵には無敵時間がないため、
このゲームの有効な戦法は

「体を敵にめり込ませながらその短い無敵時間中を使ってひたすら矢を連打する」

というテクニックも糞もない方法で敵を倒すのみになる。
だから敵が連打されて死ぬかこちらがダメージを受け続けて死ぬか…
どちらが先に死ぬかという我慢比べとなる。

各ステージクリア後に出て来るショボイムービーを入れるぐらいなら
「アイテム」「仕様」「ゲームバランス」を考えてほしかった。
というかムービーでは崖から空飛ぶドラゴンに矢を放っているが
ゲーム中でのボスステージは洞窟内である。
そのムービーは主人公による妄想かでっちあげとかイメージ映像って所なのか?

正確なムービーを作るのなら
「ジョジョの奇妙な冒険」の第2部の「○ョセフ・○ョースター」が
肉体から食物を吸収する「○ンタナ」に体をめり込ませてから
波紋を使って「サ〇タナ」の身体をバラバラにしていた。

似たような要領で
本作では主人公「カール」はドラゴンに体をめり込ませながらひたすら
そのめりこんでいるドラゴンに弓矢を高速に放つという
奇妙極まりないムービーにしてもらわなければならない。

各ステージのボスは当然、ドラゴン。
そしてラスボスもドラゴン。
(前作と一緒だね。一応、そこはッ!)

体力が多く体力満タンでも1機は失うのを覚悟しなければならない。
だから、残機によるごり押し。
これがこのゲームのラスボス戦の簡単かつ最も有効な戦法である。

で、ラスボスのドラゴンを倒すとなぜか剣が突き立てられていてそれを取るとクリア。

エンディングは剣を取り戻し
ギャラリーが沢山いる中、どこかの王女らしい女(名前などはない)を抱き上げ、
『カール』が剣を掲げ、後は英文が流れる。
折角だから抜き出してみよう。

 DO YOU REMEMBER THE HERO
 LEGEND OF "CLOVOS" ?

 TO BE FRANK WITH YOU,
 THE LONG SWORD WHICH HAS
 SHARED HIS TRIAL WITH,
 HAPPEND TO BE THE
 TREASURED TO BE THE
 KINGDOM THAT CARL FOUND.

 YOU WROTE THIS STORY OF
 ADVENTURE WITH CARL.
 YOU KNOW BEST HOW CARL
 GOT THE SWORD WITH
 HARDSHIP AND DANGER.

 AND THIS STORY, IN DUE
 COURSE OF TIME WILL BE A
 LENGEND... IS AN ANCIENT
 STORY...



「THE END」

と共に得点が表示されて終わる。



まぁ…
あらすじからしてあまりやる気を感じるものじゃなかったね。
取説付きを買ったのでそのまま抜き出してみる。

 「”正邪の剣”が、いつ頃ローレンス王国に
  伝わったものやら、今では知る人もほとんどおりません。
  セリアとクロービスの生まれる前ですから、ずっとずっと昔の事なのでしょう。
   しかしそれを成し遂げた勇者カールについては、
  冒険談が永く語り継がれることになりました。
   いまこうして―――」

『知る人がほとんどいない』とか『昔の事なのでしょう。』とか
かなり曖昧。
確かに前作が有名過ぎて本作の存在を知る人もほとんどいないがね。
でも、取説ぐらいはちゃんと記述してやれや!!

というか
その『正邪の剣』がいつ作られたのかとか
最初は誰が扱っていたのかの方が重要だろう。

それはさらにもっと昔の事だからって放置。
『カール』が奪われた剣を取り戻すだけって…何やねん…
「ドラゴンバスター」の歴史の中間的作品。
別に抜いても構わないんだろう。

スタッフロールもないしな。
上記、髭人が

「この作品自体が『闇』そのものでナムコが『封印』したがっているんじゃないか」

と、言ったがあながち間違っていない気がする。
闇に葬りたい意図をビンビンに感じる。

弓矢が武器なのに剣要素を無理矢理だしたような最後。
そんな事をしてまで剣を入れるのなら
「T」の字は剣ではなく普通の「T」にすればよかったんじゃないだろうか?
どうしても剣要素を出したいのなら弓なんかで初めっからと捨て去るべきだったのだ。

「よーいドン!」

の時点で転倒しているこの「II」がこのような出来だから
「ドラゴンバスター」には「III」は製作し発売されていない。

「ドラゴンバスター」…
英語に疎い髭人がその単語の意味をちょっと調べてみたんだけど…

dragon:竜
buster:破壊する人(物)

どうやら名作「ドラゴンバスター」自身を破壊してしまったと言える作品。
「II」というのは2回繰り返すという意味なのだろう。
となると…



「『ドラゴンバスター』バスター」



それこそが本作「ドラゴンバスターII」である。






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2 コメント

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Unknown (通りすがり)
2014-11-21 02:34:09
つい先ほどたまたまYouTubeでドラゴンバスターⅡの動画を見て、感想か評価を探してWikiの次に見つけてここに来ました。

Wikiには評判すら無く、恐ろしく無味乾燥な解説しかされてないので、どうなのこれ?状態だったんですが…ここの感想が全くおっしゃる通りなんでなんかスッキリしましたw

ドラゴンバスターⅠは持っていて非常にお気に入りだったんですが、Ⅱはファミリーコンピュータマガジンとかの紹介でしか存在を知りませんでした。トップビュー化と弓を使うという事しか知識なかったんですが、動画見てびっくり。
音楽が…ない…。すごい単調さ…。

これは紛れもなくクソゲーですねw

クリアしたとの事ですが…尊敬しますw
私は動画の3つ目のダンジョン辺りで見る事すら脱落しましたw
ローグみたいのを…というか風来のシ●ン的なのを目指してたんでしょうか…?いずれにしても理解不能でしたww


貴重なレビュー、ありがとうございました!
コンセプト不明 (髭人)
2014-11-21 06:34:45
通りすがり殿
コメントさんきゅーです。

「弓を使う」「トップビュー」
というコンセプトで作り始めた物の思うようにいかず
作りこみ事を放り投げたんじゃないかって思えるゲームです。

私のレビューは思ったこと、感じたことを書きなぐるだけの雑多なもんでありますが…
楽しんでもらえたのなら幸いであります。

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