元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

#45:アレキシ・ライホ(alexi laiho)

2009年10月07日 | 魂のギタリスト聖典
近年、フィンランドのギタリストは熱い!!
「ストラトヴァリウス」の「ティモ・トルキ」以降、
「ナイト・ウィッシュ」の「エンプ・ヴオリネン」や、
「ソナタ・アークティカ」の「ヤニ・リマタイネン」
「ローディー」の「エイメン」など、ヘヴィメタル界の
代表格に成っています。

ゴシックメタル、シンフォニックメタル、ネオクラシック
ヘヴィメタル、メロディックデスメタル、メタルコア、
トラディショナル・メロディック・デスメタル、
メランコリックメタル、メロディック・パワーメタル、
の有能なバンドを続々生み出しています。

近年、「アングラ」「イン・フレームス」「ソウル・フライ」と
ブラジルのヘヴィメタルも熱いけど、ブラジル国内での
「ストラトヴァリウス」の大ヒット無くして、今のブラジル
ヘヴィメタルの流れは無かったと思います。

ノルウェーの極悪さを売りにしたブラックメタル系と比べると、
フィンランドのバンドは哀愁、美旋律系のバンドが多い気がします。

90年代後期フィンランドから「チルドレン・オブ・ボドム」が
出た事で、ヘヴィメタルシーンは一気にメロディアス・ヘヴィメタル
が染めつくしました。

今までデスメタルに否定的で、デスメタルをゴミ扱いしたジャーナリスト
や、評論家や、リスナーは、ようやく分かるデスメタルという事で興味を
示しました。

その革命的「チルドレン・オブ・ボドム」のギター兼ボーカリストが、
「アレキシ・ライホ」です。

クラシカルないわゆるクサメタル系北欧バンドは、80年代~90年代
日本では人気があったものの、ネオクラシックにも陰りが見えかけた頃
強烈な重さ、激しさとシンフォニックな旋律を取り入れた「チルドレン・
オブ・ボドム」は、日本人のハートも鷲づかみにしました。

80年代の超絶技巧派ギタリスト愛好家も、ニヤリとするような速弾き
の嵐的な心地よさに惹かれました。

90年代のヘヴィメタル氷河期から、新時代ヘヴィメタルに変貌した頃、
グランジ、オルタナティブ、ラップ、ヒップホップ、メロコア、ハード
コアを融合したヘヴィメタルが主流になり「俺達が愛したヘヴィメタル
はこんなんじゃ無い」と多くの人々がヘヴィメタルを離れました。
ヘヴィメタル専門誌「BURRN!」編集長・社長も製作者と読者の
世代・趣向ギャップに苦しみ退任しました。

でも、ようやく、かつての70年代、80年代ヘヴィメタル好きにも
分かる、現代のヘヴィメタルが続々登場しました。

要するに、正統派、王道、直球の美学に若いバンドも目覚め、古典音楽
から継承されるドラマチックな展開の感動と、スリリングな緊張感張り
詰める興奮を「チルドレン・オブ・ボドム」は具現化してくれました。

僕たち世代(現31歳)もですし、僕達より上の世代には、頑なに、
自分が学生時代に夢中だったハードロック/ヘヴィメタルこそ最高で
黄金期であり現代は衰退しきって聴けたものじゃないと思い込んでいる
人も少なく無いですが、過去同様に現代にも理解しがたいヘヴィメタル
はいるものの、現代風に過去の財産を進化・発展させているバンドも
少なからずいます。

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