管理人のうちなーライフかりゆし日記

管理人てぃんがーらが沖縄の生活を綴ります。

那覇の戦跡7 識名宮

2012年01月28日 | 博士の研究日記

 那覇市繁多川にある識名宮は琉球八社に数えられ、熊野権現の流れを汲む神社です。尚元王(しょうげんおう)(在位1556~60)の時代に、長子・尚康伯(しょうこうはく)の病気回復を祈願するために、創建されたといわれています。
 現在でも地域の神社として、参拝や散策する人々が訪れます。

 繁多川農協の隣、繁多川のバス停留所際に参道があります。狭い敷地ですが、きれいに手入れがなされています。
 鳥居をくぐるとすぐ左側に社務所があります。参道の両側にフクギの大木が植えられています。

 社務所前のフクギです。沖縄戦で銃撃を受けた跡が穴になっており、幹の中は空洞になっています。それでもたくましく枝を伸ばして成長しています。戦争の傷跡を身体に残して今を生きる、物言わぬ証人です。

 神殿の裏手に自然壕が口を開いています。

 戦時中、繁多川の住民が空爆から避難をした壕です。

 内部はそれほど広くはありませんが高さはあり、古い鍾乳洞のようで乾いています。現在、拝所となっています。

 



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2 コメント

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Unknown (☆アルファ☆)
2012-01-28 20:03:34
銃弾を受けた傷跡が
なんとも痛々しいです。
Unknown (osakaken)
2012-02-01 06:23:08
フクギ・・銃撃を受け 凄い傷ですね。
こういう木々にも 話をさせてあげたいです。

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