サンスイのアンプを修理する倒産した山水電気OBさんの朝日新聞の記事(2013.2.6)

2013-02-06 18:22:59 | Weblog

*朝日新聞2013年2月6日付朝刊
 今朝もまた、朝日新聞埼玉面の記事からです。ワタシら世代がまだ、少年の気持ちを持っていたころ、昼食を抜いて、レコードを買っていた時代に、風呂なし、トイレなしのアパートに持っていた<男の子のおもちゃ>が、オーディオ機器だったのです。少しずつ、買い足して、上級機に買い替えながら聞いていたオーディオ・セットです。サンスイのアンプを使っていました。新聞記事には、高級オーディオ機器メーカー・サンスイと書かれていたので、<ワタシもサンスイを使っていた>とブログに書きたくなったのです。

 ワタシには、ラジオ少年時代があったから、アンプは自作していました。メーカー製よりいい音質を求めて自作する人もいますが、ワタシは買えないから自作機を使っていました。
 といって、自作の腕も、当時の中学生程度で、作るのはメインアンプ(パワーアンプ)だけです。前段のプリアンプは、<いい加減さ>が増幅されてしまい満足したものができません。
*これもサンスイ。TC-505とBA-60.新聞にあるような高級品ではありません。1968年ごろ買ったかな。
 そのころメーカー製のアンプは、<プリアンプ+メインアンプ>だったのですが。サンスイには、<チューナー+プリアンプ>があって、それを買っていました。メインアンプは、自分で作りました。いくつか作りました。最後に作ったのが、真空管2A3シングルのアンプです。まるで老境のアンプでした。
 ひとり悦にいっていました。他人に聞かせるものではありません。さびしい、孤独な安アパートの暮らしです。女性など招ける部屋ではありません。そこが現代の若者の部屋とは根本的に違います。たぶん・・・・。

 スピーカーもユニット(単体)を買ってきて組み合わせて、箱は作りました。わが家では、植木鉢の台の時代の方が長かったかもしれません。
*レコードプレーヤーは、ビクターです。
 今でも、火をいれればなります。
 いいオーディオ・セットが、男の子の憧れの時代は、次第になくなりました。すべて、ラジカセでOKという安直に音楽を聞くという時代をへて、そして今や、たったひとりで、ヘッドホーンで聞く時代です。ワタシらの時代より、もっと孤独かもしれません。空気を震わせる音楽なんて、感じられないでしょう。
オーディオ機器も、レコード・CDも売れない時代になったのです。

 レコードを買う、聞くという文化があったのです。
 今の若者には、そんなものが文化というなら、さびしい時代だったといわれそうです。

 倒産した山水電気のOBさんが、むろん職を失い、サンスイのアンプの修理を引き受けているという新聞記事は、少し嬉しいニュースでした。

 <ジャズが好きです>と言って知り合った人は、みんなものすごい、キャリアの人です。ワタシのオーディオ・セットのことなんて恥ずかしくて話せません。
 もう張りあうなんてレベルではありませんから、いいでしょう。

 <ジャズデイかすかべ>事務局長のKさん(カルロス・シモネッタさん)のオウチに寄せてもらったときも、すごいなと思いながら、楽しかったですね。2012年5月12日のブログに書いています。クリックして下さい。http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/d/20120512

 もうひとつ、ワタシらスウィング・ベアーズのコンサートを見にこられて、連絡をもらった人のオウチにお邪魔したこともあります。2007年12月19日のブログです。http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/d/20071220


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2 コメント

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Unknown (カルロス・シモネッタ)
2013-02-06 21:25:02
いやー、サンスイのチューナー!泣かせます!スピーカーから空気の振動で音楽聞いてほしいですねー
おはずかしい・・・ですが (f(カルロスさんへ))
2013-02-07 18:07:40
それは、それで・・・・楽しかったですね、まあ、若かったですからね。
なんか、この頃、こども返りしているみたいです。
ちょっと・・・やばい・・・。
(f)

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