夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

「アンネの追憶」その1

2012-07-20 18:06:25 | 映画
アンネを演じた少女が、私が写真で見たり日記を読んで思い描いていたイメージとぴったりだった。

大きな瞳、広い額、秀でた眉。利発で勝ち気で多感で想像力豊かな少女を、彼女がよく演じていたと思う。


この映画は、アンネの同級生で親友だった、ハネリ・ホスラーの証言をまとめた「もう一つの「アンネの日記」」に基づいて作られているそうだ。

1942年、アンネは作家を、ハネリは子供を10人生んでたくさんの孫に囲まれる暮らしを夢見ている。13歳の誕生日、アンネは父親から日記帳をプレゼントしてもらう。

しかし、アンネたちの住むオランダ・アムステルダムでもユダヤ人に対する迫害が厳しくなっており、それからまもなく、父親の会社のある建物での隠れ家生活が始まる。事務員のミープが彼らの食料の調達などを手助けしてくれている。

1年後、ユダヤ人は次々と逮捕・連行され、強制収容所へ。ハネリの家族も連行される。

1944年。アンネたちは隠れ家でイギリスの国営ラジオ放送を聞いている。独ソ戦でドイツがソ連から撤退し、また、連合軍がノルマンディーへの上陸作戦を成功させたと聞いて歓喜する。アムステルダムが解放されるのも間もなくだと。

しかし、8月4日。隠れ家の存在が何者かによって密告され、ナチスの親衛隊が踏み込んでくる。アンネたちとペーターたちの一家は、逮捕され、列車でアウシュビッツへ連行される。


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