物欲 日記

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訃報 村上 ”ポンタ” 秀一 氏

2021年03月25日 00時02分16秒 | 音楽

訃報 村上 ”ポンタ” 秀一 氏
 
そういえば、先日、村上 ”ポンタ” 秀一 氏が亡くなったことを知った。享年70才。当然知り合いでも何でもないし、クレジットに記載されている名前を見かける程度で、特段思い入れがあるドラマーというわけでもない。しかし、突然思い出したことがある。
  
1980年代初頭、ジャズが好きだった私は新宿のピット・イン(移転する前の)に通っていた。当時のお目当てはピアノの板橋文夫とか。
  
ある日、誰かの演奏を聴きに行ったらドラムがポンタ氏だった(リーダーではなかったと思う)。名前を知っている有名人を生で見ることができ、少し得したような気がした。かつ、自分が聞いてきたジャズのアルバムで一度も名前を見たことが無かったので「ジャズもやるんだ」と思った。
 
演奏の合間に、誰か知らない若い人がトランペットを抱えてステージに上がってきた。あれっ、さっきまでウェイターやってた人だ。そうか、若手のミュージシャンがバイトで働いているのかな。チャンスをもらったって感じ?
 
演奏が始まってしばらくしたら、突然ドラムのテンポが速くなった。ダブルテンポっていうやつだ。もともとスローな曲ではなかったので、相当に早い。打合せなしだったのであろう、トランペットのお兄さんは驚いた感じで、必死についていこうとしている。ポンタ氏といえば、お構いなしに(←この表現がぴったり)叩き続けている。
 
うわぁー、これって新人イジメなのか?でも陰湿な感じはしないので、遊びか?よくわからないが、プロって厳しいんだなと思った。そして、その時の、ポンタ氏のいたずらっ子、いや、ガキ大将的なニヤッとした顔が今でも忘れられない。
  
ずっと忘れていた40年前の出来事。
  
安らかにお眠りください。
  
PS:写真お借りしました。ピット・インで見たその時のポンタ氏に一番近いです。たくさん出てくる近影は、あの日のポンタ氏とは別人で、誰だかわかりませんでした。



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