堀越地区でも市田柿の干し柿作りが盛んに行われており、晩秋の農家の柿干場や軒下に柿すだれの風景が見られます。
柿採りの作業は果実を一個ずつ捥ぎ取るので手間がかかり、孫の手も大変助かります。今年の市田柿は生育がよく平均的に大玉の柿です。
柿の皮むき作業は、昨年から針式の柿剥き機を使った製品が出荷できなくなったため、エアコンプレッサーによる吸引式の自動柿剥機が使われています。
剥いた柿は、柿暖簾に1個ずつ吊るします。昔は糸を使いましたが、フックに引っ掛ける簡単なものに改良され作業が捗ります。この後、カビや変色を防止するために硫黄燻蒸を行います。燻蒸が済んだ柿は柿干場で、一か月ほど乾燥させる干し柿作りのための管理が行われます。
投稿者 WIND