コールセンターとはどういうところなのか、未経験だと想像もつかないと思います。昔のイメージだと、みんな同じ制服を着て、紙のリストを見ながら受話器を片手に延々と電話を受け続けるようなイメージもあるかと思います。でも実は今の時代のコールセンターは全く異なります。シフトが選べたり、服装自由はもちろんのこと、好きなネイルや好きな髪型を楽しむことが認められていたりと、多様性が認められる時代に合わせてコールセンターも進化しています。今回はそんなコールセンターのおすすめの選び方をご紹介します。
利用者(ユーザー)からかかってきた電話を受ける業務をコールセンターでは「インバウンド」と呼びます。
食品や洋服や趣味の物を電話で注文したり、家電や何らかのサービスや料金について、不明点などの困りごとや知りたいこと、欲しい物があって直接対話ができる問合せ窓口があるのは安心です。そのような理由から、今多くの企業で問い合わせ窓口を設置しています。電話を受ける仕事をする人をテレフォンオペレーター(テレオペ)と呼ぶこともあります。
一見、電話をかける仕事よりも電話を受ける方が簡単なのではないかと思われがちです。ですが、「どんな問い合わせかが電話を受けるまで分からない」という難しさもあります。電話を受ける前に、扱う商品の知識や応対の流れをしっかりと習得しておくと安心ですね。
お客様へ特定のサービスや商品等のご案内のため、こちらから電話を発信(電話をかける事)することを「アウトバウンド」と呼びます。
アウトバウンドのコールセンターでは、今使っているものよりも良い物やサービスの提案などのため、電話をかけることが多いです。利用者がこれまで知らなかった商品やサービスを認知していただいたり、信頼関係を築くために電話をかけたりします。電話をかける人やかける行為に対してテレフォンアポインター(テレアポ)やテレマーケティング(テレマ)と呼ぶこともあります。
コールセンターのアウトバウンドのお仕事は「ノルマ」があって、そのノルマを達成しないと怒られたり叱られたりしそうだというイメージを持たれがちですが、それは昔のイメージです。今ほとんどのコールセンターではノルマと呼ぶものは無くなってきています。今では「センター目標」なるものが掲げられていて、電話応対するオペレーターから、センターを管理する上長などを含めたみんなが合意のもと、イベントなどで楽しく目標を達成する雰囲気になっています。
「目標」ですので、ノルマのように未達成の場合にペナルティがあるわけではなく、どうしたら目標を達成できるかを話し合ったり研修やフィードバックを受けたりと、前向きに仕事に取り組めるようになっています。
大学では校則の縛りがなく、好きな服装や髪型が楽しめます。対面での接客業の場合、派手な髪型やネイルは禁止されている事もありますが、コールセンターのオペレーターのお仕事は基本的に対面での接客はありませんので、学校生活で楽しんでいるままの服装や髪型でそのままアルバイトをすることができます。髪型や服装に制限がないことは、オシャレがしたい学生にとっては、最大のメリットと言えます。
コールセンターは、他アルバイトに比べ時給設定が高めのところが多いのが特徴です。学業やサークル、友達との予定などで大忙しな大学生には、効率的にお金を稼ぐことができるのはバイトを選ぶ上で優先度の高い項目になります。
シフトの融通が利くかどうかも、アルバイトを選ぶ上では重要です。学業もプライベートも充実させたい学生生活では、講義が終わった後や学校が休みの日だけなど、自分が働きたい日にだけ出勤ができるようなシフト選びが出来ることも、バイト選びでは嬉しいポイントです。
学生だけではなく色々な年代の方が多く働いているので、必然と色々な世代の方との関わりが増え、視野を広げることが出来ます。同世代が多い職場も楽しそうで魅力的ではありますが、違う世代の方と話してみると、意外と自分の知らなかった情報や世界を知ることができます。
コールセンターのお仕事は顔の見えない状態でお客様の対応をするので、相手に与える影響を鑑み、言葉遣いや相手の心境に合わせた話し方(トーク術)が大変重要となってきます。 これらは、コールセンターで働くうえで大切なことなので研修でももちろん学びますが、先輩たちの電話応対を耳にする環境下で働いていくうちに、自然と身に着きます。社会人としてのビジネスマナーや敬語が身につくバイトとして、昔から就職活動に入る前の大学生から根強い人気です。
このようなビジネスの場における初歩的なことから、一歩踏み込んだビジネスマナーや事務的な作業の要領等が身につきます。就活のときに役立つのはもちろん、就職後に周りに一歩差をつけてのスタートが出来ます。
コールセンターの仕事は、電話を受ける「インバウンド(受信のお仕事)」と、電話をかける「アウトバウンド(発信のお仕事)」があります。求人情報を確認し、どちらの仕事がやりたいか?を事前に決めておくことです。
学生のアルバイトでは、長時間職場で働くことはあまり多くないかもしれません。それでも雰囲気が良いところで働きたいと思うのは当然のことだと思います。面接より前に職場見学がある場合は参加するのも良いかもしれません。見学ができない職場もありますので、その場合は面接時に、どんな雰囲気の職場か?(小規模のアットホームな雰囲気なのか等)在籍している年齢層はどうか?や、どのような商品を扱うのか、仕事内容を聞いて確認しておくのも良いと思います。
コールセンターで働く上で一番気掛かりなのは、この「ノルマ」ではないでしょうか。
ノルマは簡単に言いかえると、「達成するべき仕事量」となります。先に述べた通り、インターネットが普及していないような時代、電話での営業活動が最も盛んだった頃には「ノルマ」は確かにありました。ノルマがあった=達成できないとペナルティがあるという事では必ずしもありませんでしたが、ノルマは競争意識をもって仕事をしてもらい、仕事の成果を正しく評価するという意味で、設定していた事もあったようですが、それも昔のお話です。
それでもノルマがあるか気になる場合は事前に確認しておくと安心です。
求人情報の中でも皆さんがしっかり確認するのは時給の項目です。そして、意外と見落としがちなのが、入社後の時給アップや目標を達成した際の報酬(インセンティブ)です。働いた時間に対して払われる時給に対して、報酬・インセンティブはおこなった仕事の出来高に対しての評価で払われるものです。
面接時には少し聞きにくい情報ですが、働くうえでは大切な項目ですので、時給アップは見込めるのか、報酬・インセンティブは設定されているのか、気になる方は面接時に忘れずに確認すると良いです。
勤務場所についても忘れずにチェックしておきたい項目です。学業やプライベートで忙しい日々にアルバイトをする中で、通勤に時間がかからない場所を選ぶことは時間を有意義に使うためには重要なポイントです。学校から自宅までの導線を考え、勤務する場所が通勤するのに無理のない距離にあるかどうかも確認しておきましょう。注意点として、面接を受けに行く場所と勤務する場所が異なることもありますので、忘れずに確認しておきます。
一定時間就業すると、休憩できる時間が設けられています。休憩スペースには、飲食物の自販機があるのはもちろん、Wi-Fi環境が整っていたり化粧ブースがあったりと、仕事の合間にリフレッシュできるよう工夫されています。
ここまでは、コールセンターはどんなところか?働くために確認しておいた方が良いポイントを説明してきました。でも、優先したい条件・項目は人それぞれです。
などあると思います。ご自身の目的ごとに条件は変わってきますので、何を優先したいかを明確にしておくのがいいと言います。
優先したい条件が定まったら、求人情報で確認しきれない不明点を面接時で確認するためにまとめておくことです。まとめたメモを面接時に持参するのも良いと思います。
また、上で述べた働く条件以外にも、
などと、その仕事をするイメージをしながら、確認したい条件をまとめていくことで、働き始めた後に違和感を抱くことがないように事前に払拭することが出来ます。
ここでは、コールセンターで働く大学生の体験談をご紹介します。
今回はコールセンターのおすすめの選び方やポイントをご説明しました。時給が高いうえに、シフトの自由度が高く、服装や髪型が楽しめるアルバイトなんてなかなかありません。 そんな中、コールセンターは大学生の学業もプライベートも思い切り楽しみたいという気持ちを叶えてくれる理想的な職場なのかもしれません。コールセンターでは、大学生以外にも主婦の方、夢を追いかけダブルワーク先として働いている方なども多く在籍されています。学生以外の方にももちろんオススメの職場です。
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