女優・吉岡里帆さんインタビュー「何事も真面目に一生懸命取り組むのは自分のテーマ」

Entame
2023.07.01

女優・吉岡里帆さんインタビュー「何事も真面目に一生懸命取り組むのは自分のテーマ」

美人百花7月号の表紙を飾ってくれたのは女優・吉岡里帆さん。30歳になった彼女の「今」をギュッと閉じ込めたインタビューを届けします！

最近の吉岡さんについて教えて！

自分のテーマは何事も真面目に取り組むこと

「オフの日は、まずボディメンテナンスに時間を使っています。これからの季節はサンダルを履くので、最近は足首を重点的に鍛えていて。キュッと締まった足首を目指してがんばっています。あとは、友達とごはんに行くか舞台やライブに行くのが休日の楽しみ。特に舞台は勉強になるということ以上に、観客として観に行くのが好きなんです。目の前で稽古を積んだ役者さんたちのパフォーマンスを観ることができる貴重な時間だなと思います。多いときは月に6本ぐらい舞台やライブを観に行くこともあるので、休みの日でも忙しく過ごすことがほとんど。休日は動きたいタイプなので、のんびり過ごすよりも観劇やごはんの予定を入れて過ごす方がむしろ調子がいいんです。休みの日にも完全に止まらずに、自転車みたいにゆっくりでもこぎ続けている方が、体やメンタルが安定するんでしょうね。

でも、本来は自分を甘やかしたいタイプ。特に食べ物に関しては、日々甘やかしています(笑)。好きなものを食べるのが最高の幸せで、いちばんのご褒美はすき焼きと白ごはん。撮影現場でもロケ弁がすき焼き弁当だったりすると、テンションが上がります(笑)。

今年の1月に30歳になったのですが、本当に好きなものがより明確になってきた気がします。好きな人たちとか手放せないものとか、自分にとって大切なものがはっきりわかってきたので、これからは20代までに出会ってきた、かけがえのないものを守っていける人になりたい。継続がいちばん難しいと思うので、高望みせず、培ってきたものの精度を上げ、自分を必要としてくれる現場で120%の能力を出せるよう、常日頃から鍛錬していきたいです。実際、昔よりは精神的にたくましくなったなって実感していて。逆境に負けないというか。折れそうで折れない、しなやかさや包容力のある強さを見せていける年代なのかなって思っています。

ただ、変えたくないこともあって、何事も真面目に一生懸命取り組むのは自分のテーマ。というか、もはや性分なので、そこを生かして今後もいろんなことに挑戦したいです。ちなみに今やってみたいことはスカイダイビングとジャズダンス、あとは格闘技系。周りに『似合わないよ』って言われるような、ちょっと斜め上の趣味を40歳までに見つけたいですね」

吉岡さんが出演する映画『Gメン』について教えて！

すがすがしく、爽快感のあるキレっぷりを意識しました

出典: 美人百花.com

「私が出演させていただいている『Gメン』の見どころは、まず、岸(優太)さんの初主演映画ということ。あとは、学園コメディーですが、学生役を20代30代の大人がやっているところです。しかも、メンバーが田中圭さん、高良健吾さん、竜星涼さん、りんたろー。さん、矢本悠馬さん……って、濃度がすごいことになっています(笑)。そんな濃いメンツの中で私の役柄は口が悪くてセリフもすごいワードの連発。美人百花の誌面ではとても言えません(笑)。でも、今まで演じてきたキャラクターと真逆の新しいことに挑戦する面白さがあったので楽しかったです。私なりにキレ方のこだわりもあって、ただキレるだけだとギスギスした印象になるので、すがすがしくキレると言いますか(笑)。カラッと明るく爽快感があって、観ている人が気持ちよくなるようなキレっぷりを意識しました。(瑠東)監督も、カメラの後ろでずっと笑ってらっしゃって『吉岡さん、もっとやっていいですよ』と(笑)。幅をどんどん広げてくださったので、枠をはみ出すつもりでエンジンをかけて演じました。

撮影以外も、本当に温かい現場でした。主役の岸さんが天然の愛されキャラで現場のみんなが応援したくなるし、そんな岸さんを含め、お互いにふざけあって気を許している感じ。『もっと面白くなりそうだからやってみよう！』っていう、みんなのチャレンジ精神もすごくて。みなさんアドリブにも挑戦していたり、少しでも『笑ってもらいたい！』って前のめりに試行錯誤する楽しい撮影でした。

本当に気負わずに楽しく観られる映画に仕上がっているので、仕事で疲れていたり気が張っているときに、観に行くのもおすすめです。笑ってフワッと気持ちが楽になるような作品なので、百花読者の方も『今日は笑いたいな』って思ったら、ぜひ、映画館に足を運んでみてください」

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『Gメン』