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里田まいさん(39歳)「世間を気にしすぎていた20代。コンプレックスを受け入れ、今が一番自分らしい」

元メジャーリーガー田中将大投手の妻でタレントの里田まいさん。今がとってもキレイ!な秘訣はコンプレックスだらけだった20代を経て、NYに移住し、ニューヨーカーたちの生き方に影響を受けたことがきっかけ。里田さんの美の変遷を振り返りながら、お話を伺いました。

二重まぶたや前髪の数ミリにこだわった時もあったけれど、オープンに笑える自分が好きになってきました

《Profile》
1984年札幌市出身。’02年カントリー娘。加入後ハロプロメンバーとして活動。’12年投手の田中将大選手と結婚後、チーム移籍に伴いNY移住。現在は帰国。

今は7歳と4歳の子供たちの子育て真っ最中です。日々の家事や日焼けも避けられないなかで、年齢を重ねると生きざまが顔にも手にも出ると実感しています。それは決して悪いことでなく、今の生きざまに合わせて、ノーバングロングヘアで顔をバンと出し、飾らないメークをしてきました。

でも行き着くまでは長かった。20代はコンプレックスだったニキビを髪で隠し、メークも自分が似合うことよりトレンドばかり追いかけていました。その時はいいと思っていたけど写真で振り返ると「どういう意図でやっていたんだ?」とびっくり!

徐々に方向転換できたのはNYに移住後の30代からでした。ニューヨーカーは世間の流行より自分の流行を持っていて、好きなものは毎年でもスタイルを変えない。自分らしさを大切にして個性があって1人1人がとてもステキ。大きく影響を受け、自分らしさを考え徐々に引き算していきました。

一生アイプチをするのかと思っていたけれど、辞めてしまえば、その顔の方が居心地がいい。自分の持ち合わせているものを生かすと、その方がずっと楽しくて、がらりと変わることができたんです。それから今は40歳を前に、年齢を重ねて新たな悩みも抱え、もっとアップデートしたい欲が出てきました!

30代後半になって、顔と顔以外の肌色の差と血色の悪さ、さらに瞼の下がりも気になるけど、どうしたらいいかわからず、より控えめなメークに邁進していました。血色感を出すために赤リップに変えるなど試してみるんですが〝口だけお化け〟になったりして、失敗は数知れず。でも今日はプロの提案でいつもより2段階アップデートした自分に大満足。

美容って心の充実に直結しています。特に私は顔の状態がいいと上機嫌になり、心が80%満たされ、つい笑顔が出ちゃう。隠そうとしていた20代より、大口をさらけ出してバンとオープンに笑える自分が嫌いじゃないです。もっとシワもシミも増えるだろうけどそれも生きざま。私はポジティブに楽しめる人に惹きつけられます。子育てでぼろぼろでも仕方ない。

日々、思い通りに行かないことの方が多いです。くよくよするより、自分を変えることで切り替える。変化が難しい、と思ったら、即行動します。オレンジの口紅を使ってみたいと思ったら、オレンジが似合う友達と会って参考にするとかね(笑)。

行動とテクで年齢とうまく付き合っていきたい。今一番の幸せは、夫の試合を観に行くこと。また声を出して応援できるようになって、それが何よりも嬉しい!変化した私を家族も気に入ってくれたら嬉しいな。

世間のトレンドじゃなく自分のトレンドなんだ!って、NYに行って気づいたんです

里田さんの歩みをプレイバック!「前髪命、髪でニキビを隠していた10代からそのまま20代に突入。アイラインバッチリ+アイプチが欠かせなくて、リップは控えめなベージュ。がらりと30代はナチュラルに変化!」

《衣装クレジット》
・ストライプワンピース
ワンピース¥36,300、ブレスレット¥34,100(ともにマリハ)

・ベージュジレ
ジレ¥31,900(マルモア/DMC)パンツ¥20,900(マイカ アンド ディール/マイカ アンド ディール 恵比寿店)髪に巻いたスカーフ¥1,100(神戸レタス)サンダル¥64,100(GIA BORGHINI/クルーズ ショールーム)ネックレス[長]¥44,000、ネックレス[短]¥121,000、リング¥58,300(すべてマリハ)インナーのニット・イヤリングはスタイリスト私物

2023年『美ST』8月号掲載
撮影/渡辺謙太郎 ヘア・メーク/千吉良恵子(cheek one) スタイリスト/入江未悠 取材/安田真里 編集/矢實佑理

FEATURE

MAGAZINE

一生元気に!自愛ビューティ

里田まいさん(39歳)「世間を気にしすぎていた20代。コンプレックスを受け入れ、今が一番自分らしい」

2024年6月号

2024年4月17日発売

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