海外ドラマ≫≫Humans ヒューマンズシーズン3　1話ネタバレ感想

『第1話』“Episode 1”

あらすじ

シンスが意識を持つようになって一年が立ち、壊滅的な出来事がまた人間とシンスの間に問題を起こす。

第1話

ジェンマ・チャン

Amazon

ネタバレ感想

ヒューマンズはこのシーズン3で打ち切りという形となって終わっているそうです。こんなに面白いのに…？シーズン3で大失速でもしたのでしょうか？

マティーがミアを助けるためにやむを得ずアップロードしたコードで全てのシンスに意識が芽生えて世界は大混乱。

『シンスの一斉故障』として報道されており、数万人の死者が出る騒ぎにも。

しかしそこから3ヶ月が経ち、危険視された意識を持つシンスは人間の安全のために隔離され、製造も再開し、ランドストロム社による第11世代“オレンジアイ”の家庭普及が進んでいるそうです。学びませんねぇ…。さすが人間です(笑)

特別シンス居住区という隔離場が出来ており、どことなくウォーキング・デッドのような世界観です。まさに終末を感じさせるような雰囲気ですが、人間の世界は変わらず色彩に溢れていて皮肉な感じ。

あれから人間だけの町ウォルトリンガムに越したらしいジョーは、手摘み青果店なんてものを営み楽しそうではあるものの、ローラとは離婚なのか別居なのか、とにかく家族は分裂してしまった様子。

“人間とシンスが対等でいられる店”でバーテンをするアストリッド。彼女を迎えに行ったニスカは店を先に出て、アストリッドが出てくるや否や店は大爆発。

なんとか息があったアストリッドは、コンタクトが片方外れて、粛清対象でもある緑の瞳が露わになってしまっている指名手配犯のニスカに逃げるよう説得しました。

シンスに対する鬱憤が爆破テロのような形で表に出てきているのです。もはや人間も特殊シンスも無差別に攻撃するなんて度を超えております。

それもそのはずで、学校では幼いうちから『オレンジアイは人間の役に立つが、グリーンアイは人間に従わない危険な存在』として教え込まれており、どのような相手か知る事もなく差別意識が根付いている上に、過激派団体は憎悪と恐怖を煽っているんですね。

シンスの権利のために闘い続ける弁護士としてのローラのところに〈ネーハー〉が来て、特殊シンス問題の第三者委員会が立ち上がったのでシンスを救うチャンスにもなるしローラにも参加するよう提案します。

ローラが生中継で今回の爆破事件特集の番組にテレビ出演している最中、爆弾犯から犯行声明が出されました。

反シンス団体の犯行だと思われていましたが、爆弾犯はなんと、これまで虐げられてきた特殊シンスだったのです。生きる権利を訴えて、暴力をもって反撃を始めるとの声明。

意識が生まれてしまったからには人間と変わりなく、これに賛同するシンス達も出てくるに決まっています。

11万人が亡くなった“デイ・ゼロ”を引き起こした張本人でもあり、シンス歓迎のバーの営業申請を手伝っていたマティーは更なる自責の念に駆られて家を出てしまった様子。シーズン3になってかなりぽっちゃりしたマティーですが、マティー役の女優さんは20代に入ったばかりで、まだまだ体型が変わりやすいお年頃なのかもしれません。

マティーは特別居住区に出向き、マックスやミアといった一部の者しか知らない延命処置中のレオの様子を見に行っています。

そして、悲し過ぎるのが、事件を受けて人間が集団でグリーンアイを袋叩きにする報復行為があり、マックスとかなり良い関係を築いていたあのピンクの髪のシンスちゃん〈フラッシュ〉が犠牲になってしまったこと。

明らかな煽りで遺体を逆さ吊りにされているのを発見したのも手伝って、感情があるが故の愚かさや残虐性をダイレクトに感じさせます。

これにはさすがに仏のマックスも闇堕ちしてしまうのでは…。

もう誰も死なせたくないという思いが高まったマックスは、政府からの嫌がらせで度々停電になる居住区で部品も足りずに危ない命があるという問題に対し、レオの生命維持のために使っている予備電力を使おうと決断。

付き添っていたマティーに有無も言わさない態度でレオが危なくなるかもしれないリスクを負ってまでリーダーとして、このままでは死が確実になる仲間の一人を守ったわけですが…。

特別居住区には警察が突入してきて、アストリッドの復讐のために爆弾犯を探しているニスカも居住区に忍び込んでいたためその身が心配です。

決して暴力を使わず、協力的な姿勢を貫くマックスに対し、ポストヘスターのような〈アグネス〉を筆頭に、警察に対して立ち上がる者多数。

また悲しい現実が待ち受けていそうですし、レオやマティーの安全も気にかかります。

Humans: Complete Collection [Blu-ray]