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南沢さんは、2006年に女優としての活動をスタートされて以来、
ドラマ・映画・舞台など、数々の作品に出演されてきました。
その一方で、芸能界屈指の読書家としても知られており、
読売新聞読書委員、 Book Bang『南沢奈央の読書日記』、
新潮社『波』など、連載や執筆業でも活躍されています。
そんな南沢さんは、本を選ぶ時は じっくり選ぶ派!
「この前も本屋さん入って、なんか疲れてきたな、と思ったら
2時間くらい経ってました!(笑)
本屋さん大好きで、時間気にしていないと、
約束の時間にも遅れそうになっちゃうんです。
小学生くらいから、自分では自覚はなかったんですけど、
夏休みの自由研究で小説書いたりしてたみたいで...
もともと読むのも書くのも好きだったみたいです。」
中学生になると、憧れの先輩が読書好きだったため、
会話したくて読書を意識的に開始!
今では、ジャンルを問わず、さまざまな本を手に取り、
数日で1冊のペースで読んでいるそう。
「私、本はできるだけキレイに保ちたいので、外側のカバーを取り、
その上に自分のブックカバーをつけて読みます。
気になった言葉は、別のノートに書くようにしています。
読み終えた本は、家族や人にあげることも多いです。
貸すのは負担になるので(笑)」
本や絵本を通じて、被災地へ支援された方も多い昨今。
南沢さんに、”今、前を向き頑張る人に”
おすすめしたい本をご紹介いただきました。
『おまじない』(作:西加奈子 )
「短編集です。
8編あって、それぞれ思い悩む人が女性の主人公と、
救いの言葉、おまじないをくれるおじさんが出てきます。
全然違うお話ではあるんですけど、どれかしらに、
今の悩みが当てはまったり、今欲しい言葉があって。
言葉1つでここまで自分が前向きになれるんだと知った1冊でした。
本当に、近くに置いておいて、
気づいたら手に取って元気をもらっています。」
読書に続いて、南沢さんが大好きだという、落語のお話に...
佐藤多佳子さんの小説『しゃべれども しゃべれども』をきっかけに
落語の世界に興味を持ったのだとか。
「人間関係が苦手な人が、落語を通じて成長していくお話なんですけど
私人見知りであがり症なので、登場人物とリンクして。
『私も落語を聞けば変わるかもしれない!』と思って、
そこからハマりました(笑)最初聞いた時、知らない言葉とかあったのに
それでも、笑えたんですよね。勉強になるし、元気になれます。」
20歳の時に一度、柳亭市馬師匠の指導のもと
『南亭市にゃお (なんてい・いちにゃお)』として高座に上がったこともあり、
一人で舞台に立ち、お客様を魅せる大変さを感じた、とのこと。
最後に、南沢さんの『元気の源』について伺いました。
「好奇心ですかね。
いろんなことに興味を持って、チャレンジして、ということは
行動するエネルギーが湧いてきます。
これからも好奇心をもって、お仕事もチャレンジしたいな、と思います。」
最近は、もともと観劇するのが好きなミュージカルの影響で
歌やダンスを勉強したい、とも話してくださいました。
2週にわたりありがとうございました!
M. 夜明けのうた / 宮本浩次