一枚の布からきものへ

全てのきものは1枚の長い布から作られることをご存知でしたか?

京小紋 着尺 ねじり菊に匹田の雪輪京都伝統産業ミュージアム

きものは形が決まっていて、洋服のようにシルエットや型を変化させることがありません。きもののサイズも標準的なパターンの中で決められています。一枚のきものの縫製に必要な反物の大きさは、標準的なサイズで幅38センチ、長さ13メートル。

ユリの舞(2003)京都伝統産業ミュージアム

振袖等ではもっと長くなりますし、腕の長い方の場合は数センチ広い幅の反物が必要です。

小紋 化粧小物京都伝統産業ミュージアム

柄をつけた反物の図京都伝統産業ミュージアム

この一枚の反物(38㎝×13メートル)から、概ね八つのパーツ(八掛の由来)に切り分け、直線縫いを主として縫い合わせると一枚の着物ができます。

一枚の布から着物を作る図京都伝統産業ミュージアム

きものになった状態を想定してデザインを決め、染めたり織ったりしていきます。

芸大コラボ着物5(作者不明)京都伝統産業ミュージアム

これも一枚の布にデザインされ、染め上げられ、最終的に着物の形として仕立てられた一枚です。

芸大コラボ着物4(作者不明)京都伝統産業ミュージアム

嵯峨野(市川和幸)京都伝統産業ミュージアム

絞り振袖 北野の梅林京都伝統産業ミュージアム

着て美しいのはもちろん、広げればその一枚にストーリーが詰まっています。

着物の着方京都伝統産業ミュージアム

How to wear a kimono

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