浅田真央&長洲未来応援ブログ


[12月8日付 読売新聞朝刊から]

挑む 気力と体力常識外れ


スピードスケート 岡崎朋美 40 中


 1990年の富士急入社以来、岡崎を指導してきたスケート部顧問の長田照正(62)は現在の体力を本来の5,6割と見る。かつて60㌔のバーベルを10回挙げていたスクワットも、現在は40㌔。先月12日のジャパンカップ500㍍では、3位に入ったが、2本とも40秒を切れなかった。今季の全日本距離別選手権優勝タイムより2秒ほど遅い。長田は『高校生の頃のレベル』と苦笑いした

 無理もない。長女の出産から半年後の6月に練習を再開したが、本人は『お尻がふにゃふにゃ』と言う



 目標とする2014年ソチ五輪出場への壁は高い。腰に大きな負担がかかる競技特性、加齢とともに落ちやすい瞬発力・・・・・・。この競技で40代での五輪出場も見あたらない。10年以上、体の手入れを担当してきたグローバルスポーツ医学研究所取締役のトレーナー。内藤純子(39)は岡崎の挑戦を『常識から外れている』と表現する

 だた、これまでも常識はずれな競技人生を送ってきた。28歳だった00年、『復帰は無理』とまでいわれた椎間板ヘルニアの手術を受け、見事に復活した。37歳では、500㍍の自己記録を更新した。38歳だった前回のバンクーバー五輪は惨敗したが、原因は靴の準備に会ったと捉えており、衰えは本人だけでなく周囲も感じていない

 何度も常識を覆せた理由は何か?内藤は『特別なことをするわけではないが、しなければならないことを全部やる』と指摘する。食事、柔軟体操、入浴や肌の手入れまで、体に良いことをたくさん実践してきた。長年の徹底した自己管理が、驚異的な選手生命の長さに結びついたとみている

 スケート日本代表のチームドクターだった高尾良英(63)は、身体能力などは、特別ではないとした上で『人間が(自己記録を更新した)37歳までは強くなれると実証した。そんな選手は他にいないから、比較対象もなく、医学的、科学的には論じられない。お化けです』と舌を巻く



 42歳での五輪出場は可能か?本人は『人間やればできる』と言い、長田は『100人中、99人が無謀だ、バカだと言うだろうが、心に老いや萎えがない見ていると行けると感じる

 富士急の大先輩で参議院議員の橋本聖子・日本スケート連盟会長(47)は言う。『もう「いつまでやるの?」という域は越えた。人間の肉体と気力がどこまで続くのか見てみたい』(敬称略)



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岡崎朋美選手のあくなき挑戦はすごいです。お子さん(女児)を出産されて半年後の6月に練習を再開されたようで、気力と体力がなければできないことだなって感じました


岡崎選手にはぜひ、ソチオリンピックに出場してほしいなと感じます