東京フレンズ The Movie 感想 | ペニ〜✩*のブログ

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東京フレンズ The Movie

監督 永山耕三 
2006年 日本


あらすじ・解説
シンガーソングライターとしてカリスマ的な人気を誇る大塚愛が初主演を果たし、2005年に発売され大ヒットとなったオリジナルDVDドラマ「東京フレンズ」を映画化した青春ラブストーリー。
「東京ラブストーリー」「ロングバケーション」など数々の高視聴率TVドラマを手がけた永山耕三が監督を務め、友情や恋、夢を追いかける20代の若者たちの、不器用ながらも一生懸命に生きる姿をさわやかに描く。
主人公たちが経験する青春の日々に、胸が熱くなり共感できること必至。

ごく普通の女の子・玲(大塚愛)は、地方の実家で家業手伝いをしていたが、一念発起して東京へ上京してきた。
玲は東京に出て来てから出会った、多くの友だちとともに悩んだり、笑ったりしながら、音楽との運命的な出会いを果たす。
夢なんて見つからないと思っていた玲だが、自分が本当にやりたい夢を見つけたことで、新しい人生を歩き出す。


感想(※ネタばれあり)
2014年一発目の感想です。

前日譚となるDVDドラマは未見です。
ドラマを見ずにいきなり映画だときついかな?と思ったけど、やっぱりきつかった。
あくまで映画単体としての感想を書きま~す。

出演者はかなり豪華な布陣になっています。
主演には大塚愛。
失礼なことを言いますが、僕は彼女のことを可愛いと思ったことがないので、見ていて結構しんどかったです。
だって、彼女は役者としてはど素人。
好きではない人が下手な演技をして、そこまで上手くない歌を歌っているのは見ていられない。
※あくまで個人の感想で彼女や彼女のファンを否定している訳ではありません。
脇を固めるのは瑛太を始め、日本アカデミー賞助演主演ダブル受賞の真木ようこ。(黒歴史にならなきゃいいけど・・・)
今ではすっかり海老蔵の嫁として定着した小林真央ちゃん。
最近、8割方刑事役の北村一輝、佐藤隆太や佐々木蔵之介も出ています。
あと、もうこの先見られないかもしれない仲村俊太などなど。

ストーリーは美男美女がワイワイする日本ラブストーリーの王道。
すいません。僕はやっぱりああいう大学生ノリが好きになれません。
人生で一番大切なのは恋愛なんでしょうか?
もちろん恋愛は大切だけど、恋に恋して疲れないのかな~??
な~んて、恋愛ドラマ見て何を言ってるんだか。

詳しい内容ですが、ドラマ見ていないとやっぱり分からん。
瑛太がNYに行っている経緯がいまいち掴めず、最後戻ってこない理由も理解できない。
というかNYロケいるのか?
わざわざNYで張り手→泣く→抱きしめるというベタベタの展開。
次の日の朝には女の子がおっきなTシャツを着ちゃって、公園の芝生でイチャイチャしてからのケンカ別れ。
極めつけは手紙を読んでからの空港でアイラブユーと絶叫。
正にベタのオンパレード。
海に向かって叫ぶとかもあったな。
こういう恥ずかしいことを堂々とやるとはある意味潔い。
ただ、それでキュンキュンするほど僕の心はきれいではないなぁ。

まあ、ベタなのは全然構いません。
しかし、この作品からは夢や友情や恋愛に対する熱みたいなものが感じられない。
好きなことを仕事にするのは地べたを這うようなハングリーさが必要だと思うんですが、そういったものは一切ない。
目の前に欲しいものがあるとそれを手にしようとふらふらと歩きだす。
そしたら、向こうからそれが手の平に落っこちてくる。
そんな物語に誰が共感するのか?
これで成功するんだったら大半のバンドは成功していると思うよ。
その日の気分で生きておきながら訪れた問題を苦悩や葛藤と呼ぶのか?
それ普通じゃね?

まあ、女性をターゲットにした恋愛ドラマにそんな暑苦しい展開を求めても意味はないのかもしれません。
でも、大塚愛本人がインタビューで女は根性と言っていましたよ。
それにしても、もう少し登場人物のキャラクターによってドラマを作っても良かったと思います。

あと、この作品でかなり問題があると思ったのがタイアップ。
見ていると誰もが気付くと思うのですが、ピザを食べる時に不自然にPIZZA-LAのロゴを映したり、飛行機のチケットを渡す時にH.I.Sのロゴをでかでかと映したりしている。
その後に映るavex主催のライブポスターにその2社を含めスポンサーが複数載っている。
映画に協賛するのは素晴らしいことですが、映画の中に入り込んできては絶対にいけない。
それは作品に協賛しているのではなく破壊しているというのが分からないのか?
こういうことを平気でやっちゃうあたりavexはどうしようもないと思います。
とはいえ最後のライブシーンを見て分かる通り、この映画自体が大塚愛の長尺PVなので問題はないのでしょう。
ここに関してはちょっと厳しめに苦言を呈したい。

あと、細かいところでいうとホットドッグ頼んでおきながら受け取らずその場を立ち去るな!
NYの街角に日本人女性を放り出して一夜を過ごさせるな!危ないだろ!!
劇団の出演料は絶対詐欺だって分かるぞ!etc・・・

ツッコミ養成映画として見ると楽しめますよ~

最後に
出てくるグループ名がことごとくダサい。
狙ってるのか?一体何を!?

感想長いか・・・