誰もが一度はやることなのでしょうか。

次女に乾杯ブームがやってきました。

長女にもあったのですが、特に何も教えて居ないのに、かんぱーい! とグラス(子どもはマグカップ)を合わせてきます。

覚えたてで嬉しいのか、一口飲むごとにかんぱーい、もう一口飲むとかんぱーいと連続で来るので、食べる暇がありませんw

とても可愛いので許してしまうのですが、このブームはしばらく続きそうですね。

 

さて。

4563 アンジェスが大暴落の予感です。

先日のコロナワクチンの治験は期待す る効果を得ることはできなかったとのことです。

これを受けて株価は朝からS安張り付きで取引が成立しませんでした。

 

 

成売りで620,500株。

ごとまでS安が続くかわからない状況です。

 

先日発表された、「新型コロナウイルス DNA ワクチン:第 1/2 相臨床試験及び第 2/3 相臨床試験の結果について」というIRでは、新型コロナウイルス DNA ワクチンについて、2020 年より実施しておりました一連の臨床試験の結果に つきまして、以下に御報告いたします。それぞれの臨床試験において、安全性を確認しましたが、有効性として、細胞性免疫の上昇をある程度確認できたものの、主要指標である液性免疫において、期待する効果を得ることはできませんでした。今後、より有効性を高めるための取り組みとして、既に 2021 年 8 月に開始している高用量製剤での臨床試験に注力してまいります

との事でした。

 

私も過去に何度か記事にしており、治験が失敗した時のサンバイオショックを例に挙げています。

 

 

当時のアンジェスは、複数の煽り屋がいたのは事実で、それに乗っかったイナゴライダー達が次々と佃煮にされていったのを覚えております。

2020年6月22日、2,500円にタッチするかと思われた時に一気に売り崩され、殿様イナゴがいなくなった後は佃煮達のだまし合いが続いたものです。

 

当然アンジェスには上昇するだけの材料はあったのですが、この時点で分かっていいたことは、非臨床試験が始まったという程度で、実験は始まったばかりの状況でした。

 

 

やがてファイザーやアストロゼネカなどが新型コロナウィルスワクチンの開発に成功し実用化する中、国産化を推進したい大阪府と連携したアンジェスは開発が遅れに遅れ、結果、治験では期待す る効果を得ることはできなかったとの事でした。

 

アンジェスは年初はまだ1,100円前後の株価はあったものの、待てど暮らせどワクチンは出来ず、先日とうとう500円台まで落ちてしまいました。

2,400円台で持っている人はもういないと思いますが、本日は寄らずのS安で407円、明日も寄らなければ80円安の327円になるでしょう。

 

結局アンジェスは新型コロナウィルスワクチンという思惑で買われ、治験失敗という事実で売られています。

ワクチン開発の難しさは何度か説明しましたが、これがバイオ株の恐ろしいところです。

 

 

そういえば、同時期に2191 テラというバイオ株が煽り屋によって煽られていたのを覚えていると思います。

株価92円のボロ株が、これまた見事乗せられて2,175円の高値を付けています。

その後、色々な不祥事? が重なり、現在は元値近い116円で取引を終えましたが、チャートと顛末をみると、恐ろしいですね。

この暴騰の影にはあらかじめ仕込んだ殿様がそうとう稼いでいると思いますよ。

手を出さなくて本当に良かったと思います。

こういう銘柄は、実はベテランよりも初心者やギャンブル好きな人が手を出しがちで、戦い方をしらないとあっさり喰われるのがオチなのです。

周りにアンジェスやテラで儲かったって人、聞いたことありませんが、まともに乗っかった人で実際利益を上げられた人はどのくらいいるのでしょうか。

 

思惑が事実に変わるのであれば買う価値もあります。

ですが、「そうだったらいいのにな爆  笑」で株を買ってはいつまで経っても利益を上げることはできないでしょう。