秘境・穴門山神社 岡山県高梁市 | 自転車乗り よんさまの神社旅日記

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旅をしたり、日々の生活で思ったことを綴ります。

令和3年9月3日追記

宮司さんから随神門修復の寄付先を教えてもらいました。紹介の末尾に追記しています。


【旅した場所30 秘境・穴門山神社 岡山県高梁市】

穴門山(あなとやま)神社は、僕が岡山県内で最もアクセスに気を使う秘境にある神社です。

岡山市内から車で2時間超、国道180号、313号と行き、県道77号を山上に登り、標高500mほどの場所から脇道に入ります。


延享元年(1744年)の石灯籠


この鳥居から先が神域です。


ここから先は狭い林道が続きます。
あらかじめお伝えすると、運転に自信のない方は参拝をお控えください。
穴門山神社から先は廃道になっている林道です。
舗装の清掃や保守はされていません。折れた枝、落ち葉、舗装の穴、崩れた斜面の小石が散乱しています。すれ違いも困難な道が1.5kmほど続きます。
携帯の電波も怪しいので、何かあった場合の助けは来ない可能性があります。

こんな道です。
僕は、たいがいの神社には自転車で参拝します。時には車を併用してでも行きますが、この神社のアクセスに自転車(ましてロードバイク)を使う気にはなれません。


🟢境内

水の豊富な自然の中にある神社です。

山から谷を流れてくる2本の小川が神社の手前で合流して、麓へと流れています。



水源であり、龍の神様を感じます。

#ここではよく蛇に遭遇します
#大歓迎
#一瞬びっくりするけど

後に書く御神窟からの水がこの岩を通って滲み出ています。


岩の中から滲み出ています。これがためにここに祠が建てられたのだと思います。



手水舎も好きで、参拝した時はいつも枯葉を取って、水抜きをして綺麗な水鉢にしています。


随神門からつづらに登って行く参道もお気に入りだったのですが、令和三年八月時点では倒壊の恐れがあって通行禁止になっています。


上から回って、裏から撮った随神門です。



随神門ルートは通れないので、参拝は水神様の上手から迂回します。


令和二年に迂回参道を舗装していたのは、この通行止めを見越してのことでしょうね。


なお、迂回参道を車で進むのはやめた方がいいです。迂回参道の先には車を転回する十分な広さの場所がないからです。


なので↑の立て札前に車を停めて、迂回参道は歩いて登りましょう。その前に手水舎で穢れを祓い、水神様にお参りすると良いと思います。


表参道と迂回参道の合流点です。

山門が見えてきます。



拝殿です。


神職さんは常駐されていません。

おみくじ自動販売機20円です。



立派な拝殿と本殿ですが、元々の信仰は、本殿左手奥にある御神窟だと思います。


いわゆる鍾乳洞で奥へと続いていますが、人が普通に入って行けるのはほんの少し先までです。


奥から流れる水が水路と小川を通って水神様の岩の上まで流れています。

#辿ったことあり



そして岩から出て谷川の水と合流して、さらに下へと流れていくのです。


ホームページ

穴門山神社|岡山県神社検索|岡山県神社庁岡山県神社庁は下部組織に17の支部を擁し、県内1,600社余りの組織体として、伝統を重んじて祭祀の振興、神社や神職の指導等神社に関わる事務をとるほか、地域活動の振興をはかる仕事をしています。リンクwww.okayama-jinjacho.or.jp



🟠アクセス

地図を載せておきます。

このルートでのアクセスが楽だと思いますが、県道77号は工事中で迂回必要な可能性があります。(令和三年八月は解除中に参拝)


🟣その他

穴門山神社では随神門を修復するための寄付を受け付けておられます。

趣意書と連絡先を控えて来ましたので、賛同される方はご寄付ください。


ご寄付の振込先は、以下とのことです。

晴れの国岡山農業協同組合 井原芳井支店

店番141 口座0030640

穴門山神社随神門修復

代表 江草脩


予定では、令和4年4月着工をし年度内に完成予定だそうです。