巣鴨地蔵通り商店街。
おばあちゃんの原宿こと、巣鴨のメインストリート。
これから「とある名物」を買いに、3箇所のお店にお邪魔するのだぜ。
巣鴨までラーメンを食べに行き、帰りに刺抜き地蔵に参って来ようかな〜、という話を師匠にしたところ、
「巣鴨は塩大福が名物だから、食べ比べとか面白いんじゃない?」
ほほう!
塩大福ですか。
甘党のわしにはピッタリだし、こちとら米どころの出身だからね、大福にはちょいと煩いのよ?
そのネタ、頂くのだぜ。
もっさん杯争奪!
「巣鴨 塩大福3名店 勝手に最強決定戦」!
では、エントリー各店舗をご紹介しよう!
「元祖 塩大福 みずの」さん。
塩大福を2つ下さいな。
あー、かんぴょうのり巻きも3本下さい。
お次、「すがも園」さん。
開運塩大福、2つ下さい。
「はい、豆が入るのと入らないの、どっち?」
えっ。
塩大福に豆入りがあんの?
単に豆大福じゃなくて?
「豆入りの塩大福なのよ~。豆が入ってる方が良く出てますけど?」
むう、お店のお姉さん(推定60代)の推しは豆入り塩大福。
こりゃ、両方食べてみたくなるのが人情というもの。
2個ずつ下さい。
んん?
これ、みずのさんも塩豆大福あるんじゃね?
と思い戻ってみたけど、それらしい商品は見当たらなかったんだぜ。
最後のお店へ行こう。
「伊勢屋菓子店」さん。
もはや同じ轍は踏まぬッ。
豆大福と塩豆大福、2つずつ下さい。
よっしゃ、買った買った。
家でゆっくり食べ比べしよっと。
ーーーーーー
たっだいまーっと。
帰宅早々ですが、早速全部頂いちゃうんだぜ。
折角の生菓子だし、どのお店も本日中にお召し上がり下さいって書いてあるしね。
では開封しながら、改めて参加選手の勇姿を見て行こうじゃないか。
◯「元祖塩大福 みずの」さんの塩大福
◯「すがも園」さんの開運塩大福、開運塩豆大福
◯「伊勢屋菓子店」さんの塩大福、塩豆大福
次は2つにカットした写真をご覧頂きながら、各商品を実際に食べてみたインプレッションをご紹介。
◯みずのさん
元祖らしい。
丸くないんだよね。楕円形? 小判形の方が通じやすいかしら。
塩大福って言う割に、塩気は弱め。
お餅がふわっふわで、とても柔らかい。
◯すがも園さん 開運塩大福
お餅と餡のバランスがとっても良い。
噛んだ時の、むにーーって食感がまた非常に宜しい。
塩気は普通。これくらいのしょっぱさで丁度良いかな。
◯同 開運塩豆大福(左側)
塩大福の時点で、もう美味しさが完成されちゃってるんだよね。
お店ではこちらの方が人気と伺ったけれども、わし的には、豆が無くたって良くね? というところ。
◯伊勢屋菓子店さん 塩大福
お餅が分厚い。もっちもちやで。
塩気きつめ、ってかしょっぱいね。
あれだ、漬物をアテにしてお茶を飲むのが好きな人、こちらの塩大福はうってつけよ。
あと、餡が凄いなめらか。
◯同 塩豆大福(左側)
普通の塩大福の時点でボリューミーなので、豆入り? どうかなーって思ってたんですが。
厚めのお餅に豆の香ばしさが加わり、味、食感、香りの相乗効果が出て来るね。
これは豆入りの方が美味しいわ。
各2個ずつ、実食完了!
決まりました!
もっさん認定、塩大福3名店最強は!?
「元祖塩大福 みずの」さんの塩大福が優勝です!
採点の決め手を一応ご説明します。
やっぱり大福というのは、餡をお餅で包んでナンボのお菓子です。
なので、お餅6:餡4の比率で評価しました。
餡はどのお店も流石に美味しい、ここは互角。
で、お餅です。
みずのさんのお餅が、味はもちろん、柔らかな食感で頭一つ抜けていたんですよ。
正直、ひと口食べて
「あ、コレもう決まった」って(笑)
尚、次点は伊勢屋さんの豆塩大福。
総合的な完成度は1番高かったかも。
すがも園さん、美味しいんだけど、ちょっと相手が悪かったかな。
ま、わしの好みの順番ってことでひとつ勘弁しておくんなさい。
以上、「巣鴨 塩大福3名店 勝手に最強決定戦」でした。
ご馳走様でした。
さて、口直しにかんぴょう巻き食べよっと。