本日1月13日は「初虚空蔵」と呼ばれる今年最初の虚空蔵菩薩の縁日です。

虚空蔵菩薩の虚空蔵とは宇宙のような無限の智慧と慈悲の心が収まっている蔵(貯蔵庫)を意味し、心から願う人々に蔵から出した智慧や記憶力や知識を与えて下さると言われています。
 
真言宗の開祖の弘法大師・空海は虚空蔵菩薩の真言を100万遍唱えるという虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)を行いました。この行を行うと無限の記憶力がつき、仏の智慧を体得することができると言われています。
 
こちらが虚空蔵菩薩の真言です。
「ノウボウ アキャシャキャラバヤ オンアリキャ マリボリソワカ」
 
日本には「十三参り」と呼ばれる風習があります。
十三参りとは13歳になった男女が虚空蔵菩薩にお参りして智慧と福徳を授けてもらう風習です。13歳は生まれた干支がまわってくる年齢で、心身ともに大人へ向かって発達していく年頃でもあります。そのため、十三参りはかつては成人式の意味合いもあったそうです。

虚空蔵菩薩は丑年と寅年の守り本尊ですので、今年が虚空蔵菩薩の年になります。