「着せ綿」練りきり製
９月９日は重陽の節句です。
陰陽道において縁起がよいとされる奇数。
1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日。
この五節句の中でも一番大きな数が揃う9月9日は
「重陽」とよばれました。
平安時代
9月8日の夜、菊の花に真綿をのせ、
その香りを綿に移しました。
翌日、朝露を含んだ綿で体を拭って邪気を払い、
不老長寿と健康を願ったといいます。
この白いきんとん製の「綿(わた)」の色ですが、
土台となっている菊の色によって変わっていたようです。
こちらの写真では、菊の花が赤なので、綿は白。
もし菊が白なら綿は黄色、菊が黄色なら綿は赤…。
いまはどの色の菊にも白い綿が多いですね♪
お菓子の背景を知っていると、
和菓子屋さんを訪れるのが楽しくなりますね♪
ほんの40ｇほどの小さな和菓子から、
日本の文化を見ることができます
前回の記事の「三角棒」を今回も使用しています♪
菊芯のお話は次回にもちこし！
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