今回より、
不定期ではありますが、自分が過去にハマったJ-POP(または歌手・グループ)をダラダラと紹介していくコーナーをやって行きます。
まぁ、過去にハマったとは言っても、たまに引っ張り出したり検索したりして観たり聴いたりしていたりもするので、
言わば「Favorite song」と言ってもいいでしょうか。
そんな自分的に心に残っている曲だったり、アーティストをご紹介して行ければと思います。
さて、
そんなわけで記念すべき第1弾は、
Folder 5(フォルダ5)です。
左から、ARISA、HIKARI(満島ひかり)、真ん中がAKINA(現ビビる大木の嫁)、MOE、NATSU。
詳細はwikiを参照。
実際、このグループはよくわかんないけど、
あのONE PIECEのオープニング「Believe」は聴いたことがある!って人は多いんじゃないかと思います。
このグループ、
実は今や紅白出場歌手であり、最近では天皇陛下の前で唄を歌ったで有名な三浦大知も参加していたのをご存知でしょうか。
そう、
このグループの前身であるFolder。
あの安室奈美恵やMAX、SPEED、DA PUMPを育成した沖縄アクターズスクール出身の小・中学生7人組のスーパーキッズグループでした。
愛されながら愛したい〜🎵
今や小・中学生グループのアーティストは珍しくないご時世ですが、90年代後半ごろはかなり稀少な存在でした。
「パラシューター」、「ジャカジャカジャンケンポン」、「FIRE FIRE」など立て続けにシングルをリリースし、三浦大知(当時は大地)のハイトーンボイスと子供離れしたパフォーマンスで邦楽シーンに痕跡を残したのですが、、、
変声期と言う不可解な理由で、
三浦大知ともう1人の男の子(JOEだっけ?)がデビューわずか2年ぐらいで脱退。
その後、JOEはそのまま芸能界からフェードアウトし、三浦も現在の再ブレイクまでの年月、アーティストとして磨きをかける期間に入りました。
一方で残された女の子5人の去就。
存続か解散かの迷走期になりつつあったのですが、先輩のMAXや知念里奈が出演していた「THE夜もヒッパレ」で度々5人でゲスト出演したのがキッカケで注目を浴び、Folder 5として99年に洋楽のカヴァー「SUPER GIRL」で再デビューを飾る事になりました。
2nd single「AMAZING LOVE」より、沖縄アクターズ出身アーティストのヒット起爆剤となっていたユーロビート路線に変更。
丁度その頃がユーロビートブーム(パラパラブーム)だった事もありヒットを飛ばしました。
そして、
3rd single「Believe」がテレビアニメのONE PIECEのオープニングに起用された事で一気に認知度が高まり、以前に増してTVや雑誌、CMなどへの出演が増えて行きました。
(めちゃイケの爆烈お父さんでAKINAが加藤にマジ蹴りされてたな、、、)
勢いそのままで、
4th single「STAY・・・」よりユーロビート路線から脱却。
5th single「FINAL FUN BOY」がファミマのCMで起用。
さらに、6th single「GO AHEAD!」ではmoveのt.kimura(木村貴志)プロデュースでハイパーテクノ寄りの楽曲をリリース。
、、、と、
2000年〜2001年後半頃は単独ライブもあったりと、忙しい日々を送っていた彼女達。
が、しかし、
2002年に入ると以前に比べて売り上げが低迷。
メディア露出も減っていきました。
7th single「Magical eyes」より、メインボーカルをAKINAとARISAの2人に起用するなどして路線変更を試みたものの大ヒットには至らず、
事実上ラストシングルとなった、
8th single「My Miracle」を最後にシングルのリリースは止まり、結成わずか3〜4年でFolder 5は自然消滅してしまったのです。
この「自然消滅」と言うワードを使ったわけは、当時何処のメディアにも解散や無期限活動停止などと言ったアナウンスが一切なく、
ハッキリしないままフェードアウトして行った、、、と言う理由からです。
この件は今現在でも謎に包まれており、
現に元メンバーの満島ひかりも、
「なくなった事すら知らなかった」
と、後年述べています。
オレも当時は「解散したの?無期限停止なの?」と頭を抱えておりました。
さぁ、ここで議題。
「何故、Folder 5は売れなくなって消滅してしまったのか?」
不可解な自然消滅の時から色々と考察をしてきましたが、
最終的に幾つかの理由を自分的に推測してみました。
あくまで推測なので悪しからず。
① 当時のavexは、アイドルグループの売り方を分かっていなかった。
アイドルブームの過度期とも言える昨今、現在はavexも、SUPER GIRLSなど一線級で活躍できるアイドルを生み出していますが、当時はアイドルと言うよりもMAXなどの様な女性パフォーマンスグループがそろそろ低迷し始めた時代でした。
その時代に誕生したFolder 5は、リリースイベントこそやってましたが、ツアーライブや握手会などの営業をほとんどやってなかったように思います。
特にavexは、売れなくなったアーティストへの冷遇とも言える対応で、シングルリリースを滞らせて自然消滅に追いやると言う、売り上げ至上主義的な考え方が今よりも顕著でした。
もう少し、売り方を変えていればまだまだ活躍していただろうグループなだけあり、こう言った大人の勝手で消されてしまったのは非常に残念です。時代が10年くらい後だったら、、、
② モーニング娘。の台頭による影響は大きかった。
さらにこの頃は、モーニング娘。があの「LOVEマシーン」の爆発的ヒットから人気に火がつき、まさに天井知らずの全盛期を迎えていた頃でもありました。かたやFolder 5は、一部の熱狂的ファンはいたものの、老若男女問わず受け入れられていたモーニング娘。に圧倒的な差をつけられてしまった感があったように思います。
Folder 5が精鋭5人によるプロフェッショナル集団であるならば、モーニング娘。はズブの素人でもアイドルになれる可能性を秘めたアマチュア的なプロ集団と例えてみても「アイドルと言うものがファンと身近にある存在」と言う現在の礎を築いたモーニング娘。はまさに新しいアイドル像だったと言うわけです。だからと言って、Folder 5の質が落ちたのではなく楽曲にも恵まれてましたし、実に時の運だったのかもしれません。
③ でも、何だかんだで不仲説だった?
これに関しては憶測中の憶測でしかないんですが、活動後半辺りからメンバー間の不仲説が俄かに囁かれてました。メンバーが心身ともに成長し、歳を重ねて行くにあたって、それにより個々の意見が分散してしまうって事もあったのかも知れません。殊更、女の子同士のグループですから尚更かも、、、
でも、自然消滅後もメンバー同士の交流はあるらしく、不仲からの消滅はないかも知れないです。
④ センターのAKINAばかりを売り出し過ぎた。
若干③にも似たか寄ったかなんですが、メンバー内ですぐ様ソロ写真集を出したり、ソロデビューを果たしたりと、AKINAばかりをプッシュし過ぎて他の4人はまさにAKINAのバックダンサー状態。過去の沖縄アクターズ出身グループの悪い癖と言いますか、メインばかりを売り出してグループ活動が続いて行かず、結局はグループの存在意義が無くなり事実上の解散となるケースがあったのは実情です。
(しかし、ソロになったAKINAも大したヒットを生み出せずでしたが、、、2017年現在もソロ歌手として活動はしてるみたいです。)
以上の4点。
「これが噂か真実か?」
こればかりは満島ひかりが語っていたように、当のメンバーも分からない不可解な解散として未だに真相は闇の中です、、、
(まぁ、事務所とレコード会社とか上の意見からでしょうが。はてさて。)
このFolder 5を最後に沖縄出身のグループの誕生は皆無となってしまいましたが、
今現在でも、他のアイドルグループやアーティストがFolder 5の楽曲をカヴァーしたりと、彼女たちの楽曲とパフォーマンスをリスペクトしている傾向にあるようですね。
ちなみに、現在のメンバーの近況として、、、
AKINAはビビる大木の嫁となり、インストラクターやタレント活動を今でも継続中。
HIKARIは解散後、紆余曲折ありましたが、ご周知の通り女優として大成。弟の真之介も俳優として活躍し、バツイチにはなっちゃいましたが映画やドラマで活躍中。
NATSUは解散後、沖縄に帰り芸能界からは引退。地元で就職して働いているようです。
ARISAは、解散後ソロやユニットでインディーズデビューして歌手を続けていましたが、2019年現在、目立った活動は無さそうです。もしかしたら引退したかも。
MOEは、地元沖縄に帰り、地元ラジオのパーソナリティーなどマルチなローカルタレントとして活動しているらしいですね。
と、5人5様の第二の人生を送っていますが、
今現在でも再結成を望む声があるように、時代が時代ならもっと売れていたグループだっただけに悔やまれます。
割と気に入っている一曲です。
実際自分も、2001年ごろはFolder 5ばかり追いかけてましたねー。DVD買ったり、Folder 5専用ダイヤルに電話して最新情報を聴いたり、AKINAの写真集も買いました。
だから尚更、自然消滅されては困っていた1人でもあったんです、、、
このショックからか後にハロプロ好きになるまで、しばらくの年月はアイドルを追いかけるのをやめていました、、、
もう、あれから17年経つんだなぁ、、、
何はともあれ、
関連動画を観ては懐かしさに浸りたいと思います。
それではまた❗️
自分的J-POP列伝 VOL.2で会いましょう❗️
coming soon.......
up-earth production