中央区銀座にある「ぎゃらりぃ朋」はJR有楽町駅から徒歩4分の好立地。
開廊の正午ジャストに飛び込み、念願の飛鳥部先生との邂逅を果たしました。
1時間ほどは他に客もなく、一通り絵画鑑賞した後は飛鳥部先生とサシでミステリトーク。
あるとき、「絵を読み解く」ことは"謎解き"に然許り近いではないかと思い至り、あの一種
独特の図象学ミステリが誕生したのだそうです。云々。
島田荘司作品は何が好きかと問われ、『異邦の騎士』を挙げたところ甚く賛同してください
ました。あと意外なところでは米澤穂信『さよなら妖精』もベタ褒めされてましたよ。
海外の翻訳ミステリは所謂クラシック以外はあまり読まれていないそうで(お時間もないの
でしょう)逆に教えてくださいと請われ、僭越ながら幾人かの作家や作品をお伝えしました。
500円で購入できる記念誌には新作短編が二篇収録されています。マストです。
持ち込んだ『バラバの方を』にサインを頂き、直ぐ近くでやはり日本画の個展を
開かれている奥様(佛淵静子女史)にご挨拶し、最後は飛鳥部先生とデジカメで
ツーショット撮影をキメて固い握手を交わし、帰路に就いたのでありました。
先週の土日は全国からファンが沢山詰めかけたそうで、恐らく次の金・土曜(最終日)
も同様でしょうから、残った唯一の飛鳥部先生在廊日の平日に伺えて何よりでした。