偉い人にはそれがわからんのですよ。 | TAKUYA MURAO official blog

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1日を大切に。仲間の誇りを大切に。

知ってる人は知ってる。

 
おそらくガンダム史上最も有名な無名兵士。

ジオングの整備担当であり、同機体の性能に全幅の信頼を寄せている。
実用試験機のようなもので、まだ上腕の装甲と脚部一式が取り付けられていない完成度80%の状態であり、
さらにテストすらしていない代物。
一番偉い上司であるギレン・ザビも機体の存在は知っていたが、殆ど重要視していなかった。
そうした上層部のジオングに対する認識に不満があるようで、
それは整備士のセリフの端から読み取れる。

他に乗る機体が無いという理由でジオングを押し付けられたシャアにしても「80%か・・・」と独り言を呟くなどかなり不安げな様子。
一方、この整備士は上官であるシャアに対して物怖じすることなく「現状でジオングの性能は100%出せます」と豪語する。
その際の二人のやりとりはガンダムシリーズでも有名なワンシーンとして知られている。


シャア「80%か・・・」
整備士「80パーセント? 冗談じゃありません。現状でジオングの性能は100パーセント出せます」
シャア「足は付いていない」
整備士「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
シャア「使い方はさっきの説明でわかるが、サイコミュな、私に使えるか?」
整備士「大佐のニュータイプの能力は未知数です、保証できる訳ありません」
シャア「はっきり言う。気にいらんな」
整備士「どうも。気休めかもしれませんが、大佐ならうまくやれますよ」
シャア「ありがとう。信じよう」

このやりとりは、ジオングに対する不安の色を隠せないシャアを安心させるための芝居であるという解釈もある。
この後出撃したシャアは対ガンダムでは相打ちまでもっていっている。
今までガンダムに全く歯が立たなかったシャアをして、初めてのサイコミュ搭載機、初めての大型MS、テストもろくにしていない機体でこの戦果である。
これはやはり、整備士の言葉に裏表は無く、
事実ジオングの性能が100%発揮されたことの証明ではないだろうか?


と様々な解釈がある。

今回シャアとこの無名の整備士を両方同じ立場になって是非きいてもらいたい。

あなたが上司で部下に言われたら。

あなたが部下で上司のモチベを上げれたら。

非常にこのシーンは好きなのである。

是非見てもらいたい。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29626482
 
ちょっとぱろった画像で笑ってしまった。
 
 
でわ。
 
おやすみなさい。