③ T.Oのそれぞれの役割 | バスケットボールのルールと T.O(テーブル・オフィシャルズ)

バスケットボールのルールと T.O(テーブル・オフィシャルズ)

バスケットボールのT.O(テーブル・オフィシャルズ・Table Officials・スコアラー・タイマー・24秒オペレーター)の仕方、スコアシートの書き方、オフィシャルセット・デジタイマー・フラッグの使い方、ルール、審判の合図・ジェスチャーの意味など

原則はコートに向かって右端からアシスタント・スコアラースコアラーコミッショナータイムキーパー24秒オペレーターの順に着席します。国際大会やプロバスケットなど大きな大会ではコミッショナーが配されますが、地域の学生大会など小規模の試合ではコミッショナーを除く4名で構成されることが珍しくないようです。

scorers_table

アシスタント・スコアラー

その名の通りスコアラーを補佐する仕事です。どちらの何番がシュートまたはファウルしたかなど試合の進行を把握して、スコアラーに声で伝え補佐します。個人ファウルフラッグの表示や、合図器具を鳴らして審判に交代やタイムアウトの伝達もします。

スコアラー

コミッショナーがいない小規模な試合などでは、一般的に4人中でT.Oの経験を最も積んだ人が担当して、リーダーとしてT.O全体をまとめます。試合の進行を注視し、スコアシートを記入するのが主な仕事です。ポゼッション・アロー表示盤(表示器具が単体の場合)も担当します。

コミッショナー

国際大会やプロなどの大きな公式試合でテーブルオフィシャルを監督しまとめ、審判とスムーズな連絡を取りあう役目を担います。小規模な試合では省略されることもあります。

タイムキーパー

主にデジタイマーを操作して試合開始までの残り時間・競技時間・ハーフタイム・ピリオド間の時間を計測し、得点盤も担当します。

24秒オペレーター

24秒の計測、1分間のタイムアウト時間の計測が主な仕事です。


それぞれの役割は主な役割であって、厳密に規定などで分けられているわけではありません。その会場で使用される機器や個々人のT.Oの経験やスキルによって4人で相談して役割分担を決めます。例えばファウルカウンターの操作と交代・タイムアウトの伝達はテーブルの両端に座っている人がそれぞれのチームを担当する場合や、デジタイマーに組み込まれたポゼッション・アローや合図器具としてブザーを使用する場合はスコアラーやアシスタント・スコアラーの仕事の一部をタイムキーパーが担当する場合もあります。4人中でタイムキーパーの負担が最も大きい場合は最も経験を積んだ人がタイムキーパーを担当する場合もあります。